言語文学コース
Linguistics and Literature

ことばを通して人間を理解する

「ことば」は人々のコミュニケーション手段であり、思考の道具でもあります。言語・文学コースでは、ことばの歴史と仕組みを時代(古典から現代まで)・地域(日本・中国・西洋)で対照しつつ考究し、ことばで表される思想・文学を各種メディア(言語・映像・情報)で分析する授業が展開されます。

コースの授業例
ことばの歴史と仕組みに向き合いながら探求したい文学研究を盛り込む事も可能。

緊張感あふれる演習でフランス語の読解力が向上。 [西洋言語学演習]
ラテン語を習得すると、哲学・歴史・文学など何を学ぶにも深みが増す。 [西洋文学]
映画と芸術の交流について、映画史のさまざまな観点から横断的に理解を深める[映像表象文化論]
日本文学史の流れを通時的に概観する授業。[日本文学史概説]

担当研究室

欧米文学研究室

西洋古典文学・フランス文学・ロシア文学・英語圏文学を読みながら、語学だけでなく広く文化表象を読み解くリテラシーを高めます。

研究室・教員
  • 大西 郁夫 教授 ONISHI Ikuo
    研究分野: ロシア文学
  • 瀬名波 栄潤 教授 SENAHA Eijun
    研究分野: 英米文学、英語圏文学、ジェンダー・セクシュアリティ研究
  • 竹内 修一 教授 TAKEUCHI Shuichi
    研究分野: フランス現代文学
  • 竹内 康浩 教授 TAKEUCHI Yasuhiro
    研究分野: アメリカ文学
  • 戸田 聡 准教授 TODA Satoshi
    研究分野: 古典文献学(特に古代ギリシア語文献学)、古代キリスト教史
  • 宮下 弥生 助教 MIYASHITA Yayoi
    研究分野: Shakespeare劇、物語理論、中世英文学
卒業論文テーマ
  • Walden as the Philosophical Bible of Life
  • Illusive Hope: Symbolism of Mutability in the World of Kazuo Ishiguro
  • 虚構としての戦争とその語り-ロシアの戦争短編小説から考える-
  • To Live Next to Death: Fragments of the War in J.D. Salinger’s The Catcher in the Rye
  • サルトル「水いらず」について
  • The Great Gatsby における視点の問題
  • リュドミラ・ペトルシェフスカヤの長編小説『時は夜』について
  • アンドレ・ジッド『狭き門』と日本
  • ストーンウォール改編-ポスト「ニュー・クイア・シネマ」と新装真実の政治学-
  • 「男にならねば」-『マクベス』に描かれたルネッサンスを生きる男たち-

日本古典文化論研究室

上代・中古・中世・近世の文学および文化を対象とし、多様な視点から理解をめざします。

研究室・教員
  • 金沢 英之 教授 KANAZAWA Hideyuki
    研究分野: 上代文学
  • 後藤 康文 教授 GOTO Yasufumi
    研究分野: 平安時代物語文学
  • 冨田 康之 教授 TOMITA Yasuyuki
    研究分野: 近世演劇
  • 野本 東生 准教授 NOMOTO Tosei
    研究分野: 中世説話文学
卒業論文テーマ
  • 『しのびね』の考察
  • 江戸百人一首考
  • 平田篤胤の幽冥思想
  • 『古今和歌集』「四季歌」の研究
  • 『和泉式部日記』本文考究
  • “境界”の文学的機能
  • 『世間娘気質』考
  • 累狂言の研究

中国文化論研究室

中国の思想、言語、文学などをはじめ、中国および漢字文化圏に関する幅広いテーマを学習・研究することができます。

研究室・教員
  • 近藤 浩之 教授 KONDO Hiroyuki
    研究分野: 中国古代思想、易学思想史
  • 𢎭 和順 教授 YUHAZU Kazuyori
    研究分野: 中国古代学術思想
  • 武田 雅哉 特任教授 TAKEDA Masaya
    研究分野: 中国文化、文学、芸術
  • 田村 容子 准教授 TAMURA Yoko
    研究分野: 中国演劇、中国文学
卒業論文テーマ
  • パンダを考える
  • 『元秘抄』にみる菅原氏の生存戦略
  • 革命現代京劇『海港』論
  • 『金瓶梅詞話』における女性と飲酒
  • 『墨子』における鬼神について
  • 伊藤仁斎『大学定本』について
  • 中国における眼の力
  • 孫武と孫臏の比較研究

映像・現代文化論研究室

日本の近代・現代の文学全般、日本および世界の映画を中心として、広く現代の映像・表象・思想を理論的・具体的に追究します。

研究室・教員
  • 阿部 嘉昭 教授 ABE Casio
    研究分野: 映画・サブカルチャー研究、詩歌論
  • 応 雄 教授 YING Xiong
    研究分野: 映像表象論
  • 押野 武志 教授 OSHINO Takeshi
    研究分野: 日本近代文学、表象文化論
  • 中村 三春 教授 NAKAMURA Miharu
    研究分野: 日本近代文学、比較文学、表象文化論
  • 水溜 真由美 教授 MIZUTAMARI Mayumi
    研究分野: 近現代日本思想史、ジェンダー研究
  • 小川 佐和子 准教授 OGAWA Sawako
    研究分野: 映画史、音楽劇研究
卒業論文テーマ
  • 市川春子論-『25時のバカンス』から『宝石の国』へ
  • 神林長平の研究-SFが示す人間の姿-
  • 宮本百合子『伸子』『二つの庭』論
  • 武田泰淳『富士』論
  • ヒッチコック映画論-ミステリーとホラーの側面から-
  • モンキー・パンチ論-「個性的」と評される作風の正体についての一考-
  • 『五人の斥候兵』と『陸軍』に見るプロパガンダ性
  • 小川洋子『原稿零枚日記』論
  • 椎名林檎論
  • 江戸川乱歩論
  • 宮澤賢治「やまなし」論-作品研究と教材研究の〈間〉-
  • ロベール・ブレッソン映画研究

言語科学研究室

言語の科学としての言語学の方法論で、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、朝鮮語、アイヌ語などを深く学びます。

研究室・教員
  • 加藤 重広 教授 KATO Shigehiro
    研究分野: 言語学、日本語学、語用論
  • 佐藤 知己 教授 SATO Tomomi
    研究分野: 言語学、アイヌ語、北方言語
  • 清水 誠 教授 SHIMIZU Makoto
    研究分野: ドイツ語学、ゲルマン語学
  • 野村 益寛 教授 NOMURA Masuhiro
    研究分野: 英語学、認知言語学、意味論
  • 藤田 健 教授 FUJITA Takeshi
    研究分野: フランス語学、ロマンス語学、統語論
  • 李 連珠 准教授 LEE Yeonju
    研究分野: 言語学、韓国語学、日本語学、音声学、音韻論(特にアクセント論)、日韓語対照研究
  • 菅井 健太 准教授 SUGAI Kenta
    研究分野: ロシア語学、スラブ語学
  • 藤本 純子 助教 FUJIMOTO Junko
    研究分野: ドイツ語教授法、異文化コミュニケーション
卒業論文テーマ
  • 札幌方言形容詞アクセントのゆれの様相-若年層を対象に-
  • ドイツ語のオノマトペについて
  • A Corpus Study of Gender-Neutral Language in English
  • 現代日本語における慣用句の変化~二つのパターンを対照して~
  • Yes-No疑問文への返答システム:イタリア語と日本語の事例から
  • 中古日本語動詞活用体系の研究
  • スペイン語の色彩語彙における比喩表現の意味分析
  • 日本語における現代広告コピーの語用論的研究
  • アイヌ語の人称カテゴリーに関する言語類型論的考察
  • 英語・フランス語における「言葉」に関する比喩表現の対照研究
  • ドイツ語における接続詞の用法について-従属接続詞dassを中心に-
  • 英語前置詞onの迷惑・不利益を表す用法に関する分析
  • 法助動詞 should および ought to の用法の分析
  • SNSの使用の拡張とその特徴に関する考察

教員から

本を開くことは世界への扉を開くこと—異文化に触れる喜び
映像・現代文化論研究室 小川 佐和子 准教授

パラジャーノフの映画の舞台を訪ねてアルメニアの山奥へ

小説や舞台、映画、アニメ、漫画を読んで、見て、感動したり、あるいはシラけたりしたとき、その心の触感を掘り下げていくのが本コースです。母語と外国語の仕組み、日常会話から時空間の越境まで、作品や言語を通じて人々のささやかな営みと世界や文化といった大きな枠組みを同時に視野に入れて探求していきます。作品分析とその背景知識、諸言語と思想・文化を専門的に学んで価値観を相対化し、好きな作品や苦手だけれど気になる作品の大海に、一緒にもぐってみませんか。うまく泳ぐのも、地上から眺めるのも、ときには溺れても、世界を知るための大切な体験となるでしょう。