免許資格の取得

文学部で取得できる免許・資格

文学部では、中高教員免許状の他、美術館・博物館・資料館などの学芸員資格、また、社会調査士、考古調査士の資格も取得できます。資格を持っていると、進路を決める際に選択肢が大きく増え、可能性の幅が広がります。免許・資格の取得には所定単位の修得が必要です。カリキュラムを計画的に組み立て、単位の取りこぼしがないように気をつけましょう。

教育職員免許状

中学校・高等学校の教員になるには、教育職員免許状が必要です。この免許状を取得するために開設されているのが教職課程です。教職課程の履修を通して、教育の基礎理論の他、生徒への指導や相談方法など教員に必要な知識や技能を学んでいきます。このため、卒業に必要な単位より多くの単位を修得する必要があります。教育実習も必修です。

文学部で取得できる〈教育職員免許状〉一覧
  • 中学校教諭一種免許状[国語、社会、外国語(英語)]
    令和3〜5年度の北大文学部生 取得数 27件
  • 高等学校教諭一種免許状[国語、地理歴史、公民、外国語(英語)]
    令和3〜5年度の北大文学部生 取得数 54件

学芸員

学芸員とは、「博物館法」に定められた博物館(美術館、科学館、動植物園、水族館などを含む)に勤務する専門的職員です。

主な仕事は、専門分野の調査・研究、資料の収集・整理・保管・展示、利用者へのアドバイス、地域住民に対する社会教育・生涯学習の指導・助言等。他に博物館の運営等の業務もあり、博物館全般の業務をこなします。

法令の定める「博物館に関する科目」を修得し、かつ学士の学位を有することで学芸員になるための資格が得られます。文学部で は、学芸員資格取得のための説明会を毎年4月に実施しています。

  • 令和3〜5年度の北大文学部生 取得数 51件

社会調査士

社会調査士資格には、「社会調査士」と「専門社会調査士」の2種類があります。どちらも社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象等をとらえることのできる能力を有する〈調査の専門家〉のことです。

「社会調査士」の資格を活かし、社会の動きを読み解くエキスパートとして活躍する場は多彩です。調査会社をはじめシンクタンク やコンサルタント会社、官公庁、マスコミ、IT 企業ほか多くの民間 企業で、調査の実施、結果の分析、その後の施策の企画立案等 に携わります。

文学部では、「社会調査士」資格取得のために必要な科目(社会調査協会・標準カリキュラムに準拠)を設置しています。「専門社会調査士」は大学院修士課程修了で取得することができます。

  • 令和3〜5年度の北大文学部生 取得数 14件

考古調査士

北海道大学では令和2年度に新設。取得できる考古調査士資格には、学部卒業時に取得できる「2級考古調査士」と大学院修士課程もしくは博士後期課程修了時に取得できる「1級考古調査士」の2種類があります。どちらも文学部または文学院が開講している所定の授業科目の単位を修得し、考古調査士資格認定機構から認定されると取得できます。

埋蔵文化財調査と保存・活用に求められるさまざまな専門知識と技術を身につけ、国民共有の財産である文化財の保存と活用に携わります。行政機関や民間組織での活躍が期待されます。

  • 2級考古調査士
    令和3〜5年度の北大文学部生 取得件数 20件
    (他学部生2件・合計22件)

文学院で取得できる免許・資格

文学院では、中高専修教員免許状の他、美術館・博物館・資料館などの学芸員資格、また、専門社会調査士の資格も取得できます。資格を持っていると、進路を決める際に選択肢が大きく増え、可能性の幅が広がります。免許・資格の取得には所定単位の修得が必要です。カリキュラムを計画的に組み立て、単位の取りこぼしがないように気をつけましょう。

教育職員免許状

中学校・高等学校の教員になるには、教育職員免許状が必要です。この免許状を取得するために開設されているのが教職課程です。一種免許状を取得している場合、大学院修士課程において開講される免許法で定められた必要単位を修得することで、専修免許状を取得することができます。

文学院に所属する学生が取得できる〈教育職員免許状〉(平成30年4月以降入学者)
  • 中学校教諭専修免許状[国語、社会、外国語(英語)]
    令和3〜5年度の北大文学院生 取得数 4件
  • 高等学校教諭専修免許状[国語、地理歴史、公民、外国語(英語)]
    令和3〜5年度の北大文学院生 取得数 8件

学芸員

学芸員とは、博物館法に定められた博物館(美術館、科学館、動植物園、水族館などを含む)に勤務する専門的職員です。

主な仕事は、専門分野の調査・研究、資料の収集・整理・保管・展示、利用者へのアドバイス、地域住民に対する社会教育・生涯学習の指導・助言等。他に博物館の運営等の業務もあり、博物館全般の業務をこなします。

法令の定める「博物館に関する科目」を修得し、かつ学士の学位を有することで学芸員になるための資格が得られます。

  • 令和3〜5年度の北大文学院生 取得数 24件

専門社会調査士

社会調査士資格には、「社会調査士」と「専門社会調査士」の2種類があります。どちらも社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象等をとらえることのできる能力を有する〈調査の専門家〉のことです。

社会調査士資格には、学部卒業レベルの〈社会調査士資格〉と、大学院修士課程修了レベルの〈専門社会調査士資格〉があります。このうち〈専門社会調査士資格〉は、社会調査に関するより高度な専門知識、技能、倫理観、実践的能力の修得を必要としています。

  • 令和3〜5年度の北大文学院生 取得件数 1件

1級考古調査士

北海道大学では令和2年度に新設。取得できる考古調査士資格には、学部卒業時に取得できる「2級考古調査士」と大学院修士課程もしくは博士後期課程修了時に取得できる「1級考古調査士」の2種類があります。どちらも文学部または文学院が開講している所定の授業科目の単位を修得し、考古調査士資格認定機構から認定されると取得できます。

埋蔵文化財調査と保存・活用に求められるさまざまな専門知識と技術を身につけ、国民共有の財産である文化財の保存と活用に携わります。行政機関や民間組織での活躍が期待されます。

  • 令和5年度の北大文学院生取得件数 3件
    (他学院生1件・合計4件)