教養深化プログラム

教養深化プログラムとは

教養深化プログラムは、民間企業・公務員・教員などへの就職を希望する修士課程および博士後期課程の学生を対象とする教育プログラムです。 大学院の専門教育で専門分野の研究をさらに深めるとともに、人文社会科学諸分野の総合的な学修および文理融合・学際的な学修を通じて、「課題を発見し解決する力」、「俯瞰する力」、「複合的に考え正しく伝える力」、「行動する力」を修得し、専門知識を実社会で役立てる実践力の向上を目指します。

プログラム紹介動画
(Adobe事例紹介サイト内 2019夏)

最近のトピック

2019年

ニュース(教養深化プログラムの詳細一覧)

高度な専門知識を持った 即戦力人材に成長

教養深化プログラムの受講希望者は、専門研究を深めていくかたわら、人文社会科学諸分野の総合的な学修と、社会で役立つジェネリックスキル※1を学修することにより、高度な専門知識を有し、社会で即戦力となる人材へと成長していきます。博士後期課程の学生にとっても幅広いキャリアへの扉が開けます。

※1 ジェネリックスキル: 社会人として活躍するための能力のこと。具体的には「知識活用力」、「課題解決力」、「コミュニケーションカ」、「チームワーク・リーダーシップ」等の社会で役立つ汎用的な力を指す言葉として使われています。

学びの特徴

人文社会科学の
総合的な学修

文学院を含む文系6大学院を
横断する学びで
「考える力」「書く力」「読む力」
「発表する力」「総合する力」の
レベルアップを目指します。

文理融合・
学際的な学修

数理的思考やさまざまな
データの分析及び活用方法を
学修するとともに、
自然科学分野の最先端の
知に触れることができます。

社会と繋がる
実践を重視

人材育成本部、キャリアセンター、
CoSTEP※2と連携した
実践的なプログラムにより、
高度なジェネリックスキルが
身に付きます。

※2 CoSTEP: 北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門。科学技術の専門家と市民の橋渡しをする人材を育てる、教育研究組織。

プログラム概要

開講科目

教養深化科目群<本プログラム生限定科目>
  • 教養深化特別演習(基礎) I・II・III・IV・V・VI
  • 教養深化特別演習(総合) ※2019年度は開講しません
  • サイエンスリテラシー特別演習 I・II・III
ジェネリックスキル科目群
  • ジェネリックスキル特殊講義 「キャリアマネジメントセミナー」
  • ジェネリックスキル特別演習 「キャリア形成」

プログラム修了要件

教養深化科目群:10単位以上
  • 教養深化特別演習8単位以上(基礎を4単位以上、総合を4単位以上)
  • サイエンスリテラシー特別演習2単位以上
ジェネリックスキル科目群:4単位以上

修了要件を満たした者にはディプロマ(予定)を授与
(修士課程は修了時、博士後期課程は修了要件を満たした年度末)

対象学生

2019年度に文系6大学院※1の修士課程・博士後期課程の在籍学生
※1:文学院、教育学院、法学研究科、経済学院、国際広報メディア・観光学院、 公共政策大学院教育学部

定員

なし(原則として、希望者全員を受け入れます)

北海道大学大学院 入学

修士課程
博士後期課程

  • 文学部
  • 教育学院
  • 法学研究科
  • 経済学院
  • 国際広報メディア・観光学院
  • 公共政策学教育部
 
教養深化プログラム申込 (原則として希望者全員が参加できます)

教養深化科目群(プログラム生限定科目)
教養深化特別演習(基礎・総合)

基礎: 多角的に分析し複合的に把握する能力を身につける。
〈授業例〉

  • 現代の古典を読む――人文学の海に挑む
  • 文章作成と表現の技術
  • 伝える媒の技術

総合: 基礎で習得した能力を実践を通じてさらに向上させる。
〈授業例〉

  • ニセコ・フィールドスタディ
  • 修学旅行の企画を立てる
サイエンスリテラシー特別演習(CoSTEPと連携)

数理的思考とデータ処理・活用法を知り、自然科学研究の最先端に触れ、的確に伝えるスキルを学ぶ。
〈授業例〉

  • 人文社会科学からみたデータ: 「歪み」を使いこなす
  • 科学と社会――人文科学と社会科学の観点からサイエンスを言葉にする
  • デジタルクリエイティブ基礎
 
ジェネリックスキル科目群(大学院共通授業科目)
ジェネリックスキル特殊講義

社会で必要な考え方や実践的なスキル(マーケティング、マネジメント、プレゼンテーション等)を身につける。
〈授業例〉

  • キャリアマネジメントセミナー
ジェネリックスキル特別演習

第一線で活躍するゲストスピーカーの講演等を通じて、自身のキャリアの可能性を考える。
〈授業例〉

  • キャリア形成(集中講義)
 
修了要件を満たすとディプロマを取得できます。
国内外の企業、公的機関等で活躍できる人材に!

参加方法

「教養深化プログラム参加申込書」を各大学院教務窓口に提出
※年度の途中からプログラムに参加することはできません

プログラム説明会
  • 日時:2019年4月10日(水) 12:10〜12:40
    2019年4月11日(木) 18:10〜18:40
    2019年4月16日(火) 12:10〜12:40
    ※内容は3回とも同じです。ご都合のよい回にご参加ください。
  • 場所:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W309室
募集期間

2019年4月22日(月)~5月10日(金) 
※5月17日(金)までにプログラム生決定通知を送ります

プログラム・ガイダンス

プログラム生全員が参加するガイダンスで, ここから教養深化プログラムが始まります。

教養深化プログラムフローチャート
プログラム説明会に参加

プログラムの内容や参加方法などを詳しく説明します。
(各30分: 説明20分/Q&A10分)

  • 第1回 4月10日(水)12:10
  • 第2回 4月11日(木)18:10
  • 第3回 4月16日(火)12:10

会場: W309(人文・社会科学総合教育研究棟)

 
履修登録

プログラム開講科目は配布資料参照2019年度履修登録期間: 所属部局の大学院履修登録期間中

 
参加申込書の提出

教養深化プログラム参加申込書を所属部局の教務窓口へ提出2019年度募集期間: 4月22日(月)~5月10日(金)

 
プログラム受講可否

教養深化プログラム事務局よりプログラム生決定を通知2019年度通知: 5月17日(金)までにメールで通知

 
プログラム・ガイダンス(全員参加)

ここから教養深化プログラムが始まります。2019年度: 6月7日(金)10時半(会場: W309)

 
開講科目の受講

2019年度: 夏・秋・冬タームに開講される科目を受講

開講科目一覧(2019年度)

教養深化科目群<本プログラム生限定科目>

教養深化特別演習(基礎)
  授業題目 単位数 開講ターム 担当教員 所属
I 古典を読む(1) 1 谷古宇 尚 文学院
II 古典を読む(2) 1 川口 暁弘 文学院
III 古典を読む(3) 1 佐藤 健太郎 文学院
IV 古典を読む(4) 1 中村 三春 文学院
V 文章作成と表現の技術 1 加藤 重広  文学院
VI 伝える媒の技術 1 蔵田 伸雄 文学院
教養深化特別演習(総合)

開講なし(2020年度より開講します)

サイエンスリテラシー特別演習
  授業題目 単位数 開講ターム 担当教員 所属
I 科学と社会 1

蔵田 伸雄

種村 剛

文学院

高等教育推進機構

II 人文社会科学から見たデータ 1

大沼 進

中島 晃

文学院

文学院

III デジタルクリエイティブ基礎 1

大沼 進

近藤 佑爾

 文学院

アドビシステムズ

ジェネリックスキル科目群

ジェネリックスキル特殊講義
授業題目 単位数 開講ターム 担当教員 所属
キャリアマネジメントセミナー

2

春・夏

樋口 直樹

川口 暁弘

ほか

人材育成本部

文学院

ジェネリックスキル特別演習
授業題目 単位数 開講ターム 担当教員 所属
キャリア形成 1 通年

川口 暁弘

樋口 直樹

吉原 拓也

文学院

人材育成本部

人材育成本部

授業内容紹介

詳細情報はシラバスを参照してください。

教養深化科目群<本プログラム生限定科目> 大学院共通授業科目

教養深化特別演習(基礎) 各1単位

【古典を読む】
すぐれた作品・文献で多くの人に長く読み継がれてきたものとしての一般教養的な「古典」が文化や知性の源泉であるよう に、学術領域においても研究の根幹を形づくる、基本文献としての専門的「古典」がある。この授業では、人文科学の諸領 域を中心に広義の「古典」と呼んでよいような文献を読み、新しい知的世界の扉を開く体験を重ねていく。4人の教員がそ れぞれの観点から古典をセレクトして、授業を展開する 。初回ガイダンスの後、各回1点ずつ古典を取り上げる(取り上げる 主な作品は以下参照) 。各回担当者が内容の概略を報告し、受講者全員でディスカッションを行う。最終回は総括を行う。

古典を読む (1)

オギュスタン・ベルク『風土の日本』
アンリ・フォシヨン『かたちの生命』
クロード・レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』
芳賀徹『絵画の領分―近代日本比較文化史研究』
李恢成『サハリンへの旅』
下村寅太郎『アッシジのフランシス研究』

古典を読む (3)

伊東俊太郎『近代科学の源流』
E.W.サイード『オリエンタリズム』
川田順造『無文字社会の歴史』
臼杵陽『見えざるユダヤ人』
片倉もとこ『イスラームの日常世界』
杉山正明『遊牧民から見た世界史』

古典を読む (2)

丸山眞男『日本の思想』
柳田国男『明治大正史世相編』
福田恒存『人間・この劇的なるもの』
白川静『漢字』
石川九楊『筆蝕の構造』
中村真一郎『文章読本』

古典を読む (4)

山口昌男『文化と両義性』
B・アンダーソン『想像の共同体』
唐木順三『無常』
野矢茂樹『語りえぬものを語る』
V・ウルフ『自分ひとりの部屋』
テオドール・W・アドルノ『プリズメン』

文書作成と表現の技術

実社会で求められる基礎能力の一つに,調査資料の作 成・報告書や企画書の作成など文書の作成技能がある。 専門論文の執筆でもこの種の文書の作成でも基礎にあ るのは「達意の日本語を書く力」であるが,論文に一 定の方法や決まりがあるように,個々の文書の作成方 法にも方法論がある。その基礎となる考え方や方法論, 表現技巧などを学ぶことで,広範な実務的技能の中心 となる「書く力」を身につけることを目標とする。
(授業計画)
1.表現技巧とは何か,文書とは何か(ガイダンス) 2.文 章表現の形式と表現法の基礎知識 3.構成と論理と説得 力・感性と訴求力・冗長性の制御・メモの技術 4.日本 語の特性と文章作成・必要な情報と表現(理解・提案・ 報告) 5.文書に求められる文体と叙法「私」のない叙述 と「私」を際立たせる表現 6.比喩と引用,表現性と明 晰性、例え話のリスク,挿話の技法,抑制と制御の構 成 7.反論と共感,実用性と実務性,読み手に抱かせる 感情を予測しながら書く 8.総括

伝える媒の技術

先端的で高度な研究成果は,社会全体において理解さ れる範囲を狭めることにもなる。専門的で高度な内容 を,それほど知識を持たない人たちに伝え,価値を理 解し認めてもらうには,伝える技能が必要である。そ の面白さをわかりやすく伝える技術は,専門の世界を 専門以外の世界に通じる「なかだち」の役割を担うも ので,これからの時代に必要とされる技能を養うこと を目的とする。
(授業計画)
「専門知の面白さを伝えるプレゼン術」
1.専門知をわかるように加工する(ガイダンス)2.よ いプレゼンと悪いプレゼン・パワーポイントなどの効 果的使用術 3.専門知を正確に理解し,うまくまとめる 技術と実習 4.専門知を理解するための取材術と質問技 法・聞く技術と実習 5.専門知をうまく伝えるための構 成と技法,外に広げるための補足と実習 6.専門知を効 果的に伝えるための説明術と話す技法と実習 7.専門知 を活用するための視点と技法,理解の裾野を広げる展 開と実習 8.総括・レビューと推敲

教養深化特別演習(総合) 各2単位 ※2020年度より開講、下記は参考例

基礎で修得した能力を、具体的な事例や自身の研究に関連づけた実践を通して向上させ、全体を総合する力を身につける。共同作業を通じて相互理解力、チーム形成力、信頼構築力、調整力を身につける。

ニセコ・フィールドスタディ

ニセコ地区で実施する3泊4日のフィールドスタディ。 事前学習+現地調査+報告からなる。地域の自然・歴 史・文化・社会・経済などをグループワークを通じて総 合的に学ぶ。問題解決型の思考力、共同作業に欠かせな い相互理解力・チーム形成力・信頼構築力・調整力が身 につく。(集中講義)

修学旅行の企画を立てる

中高生の修学旅行を企画する教員として、修学旅行の 計画を立ててみる。もちろん、修学旅行で何を見て、 何を体験するか、どのように見聞を広げるかなど、 個々の旅程に説明すべき意義が必要で、かつ、安全 性・効率性・経済性など両立させるべきいくつもの特 性を現実的に考えなければならない。構想力と独自性、 説明力と企画力などを養う演習。(集中講義)

サイエンスリテラシー特別演習 各1単位

数理的思考やさまざまなデータの分析・活用方法を学修するとともに、北大で行われている自然科学研究の最先端の知に触れ、自らの専門的知識に基づきながら、自然科学を理解し的確に伝えるスキルを身につける。

科学と社会

人文社会科学と自然科学との接点を認識し、さらに自然 科学の研究内容を伝えていくために、人文社会科学の素 養をどのように用いればよいのかを理解する。北大を代 表する科学者にインタビューし、人文科学・社会科学に 関する自分の専門的知識をもとにして「科学と社会」と の関わりについての記事を書く。特に科学技術について 自分の理解した内容を的確に伝えるスキルと「質問する 力」を身につけることを目標にする。

人文社会科学からみたデータ

データは実証的で説得のある証拠だが、データを収集・ 整理する過程で意図せざる「歪み」が生じる場合もある。 一方、適切に分析すれば、測定段階で生じてしまう「歪 み」を補正することもできる。この授業では、「歪み」 と上手に付き合い、使いこなす術を身につけることを目 標とする。授業は1つのテーマにつき、講義1コマと演 習・実習1コマで進めていく。 1.『データでウソをつ く』を見抜く2. 平均とばらつき:馴染みのあるデータ 整理法の落とし穴3. 相関と因果:風が吹けば桶屋が儲 かる4.データの見える化とデータの凝縮

デジタルクリエイティブ基礎

プレゼンテーション、各種デザインから写真・動画投 稿にいたるまで、デジタルコンテンツのビジュアル表 現に必要とされる基礎技術を理解し、実際に活用する ことを目標にする。授業は1つのテーマにつき、講義1 コマと演習・実習1コマで進めていく。

 

1. ビジュアル表現概論、
構成+レイアウト+造形+色彩
2. 画像処理
3. タイポグラフィー
4. 映像制作

 ジェネリックスキル科目群:大学院共通授業科目

ジェネリックスキル特殊講義 2単位

社会のさまざまな仕事環境において共通して必要となる考え方や実践的なスキル(マーケティング、マネジメント、プレゼンテーション等)を身につける
※人材育成本部が開講する「大学院共通授業科目: キャリアマネジメントセミナー(MOT関連)」を履修登録すること。Hi-System上の申込も必要。

キャリアマネジメントセミナー

日本を代表する企業の開発担当者を講師に招き、研究開 発の成果を商品化する具体的実例から、様々な仕事環境 において必要となるジェネリックスキル(マーケティン グ、マネジメント、プレゼンテーション、リーダーシッ プ、企画書の書き方など)を学ぶ全15回の実践的な授 業。大学と企業での研究活動における考え方の違いや、 基礎研究から出発したものがどのように商品化されるか、 イノベーションはどのようにして起きるのか、など新た な自分を発見する参加型セミナー。

ジェネリックスキル特別演習 1単位

キャリア形成に必要な知識と技能について学修するとともに、企業等の第一線で活躍するゲストスピーカーの講演等を通じて、学位取得後のキャリア形成の視野を広げ、自身のキャリアの可能性を考える。
※人材育成本部が主催する指定セミナーを受講すること。 Hi-System上で申込が必要。

キャリア形成

キャリア形成に必要な知識とスキル(知的財産、交渉 学、アントレプレナーシップ、プロジェクトファシリ テーションなど)を学ぶ。また、博士号を取得して企 業の第一線で活躍する講師たちから、アカデミックポ スト以外のキャリ形成の可能性を学ぶ。(集中講義)
(指定セミナー) 単位認定は下記4種のうち3種以上受講
・Advanced COLA
・キャリアパス多様化支援セミナー I・II・III

想定されるキャリアパス

  • 教養深化プログラムで身につく力は、社会のあらゆる職業で役に立つ力です。各自の専門分野の研究をさらに深めるとともに、人文社会科学諸分野の総合的な学修と、社会で役立つジェネリックスキルを学修することにより、社会のさまざまなセクターで、高度な専門知識を有し即戦力となる人材として活躍が見込まれます。
  • 博士後期課程進学者や、将来アカデミックポストを目指す人にとっても、学際的な研究視野を培い、 今後の研究活動に役立つ知識とスキルを身につけることができます。

指導体制・専門教育との関係・就職

  • 専門科目は指導教員が指導、教養深化プログラムはプログラム教員が担当し、両者の連携により、無理のない履修計画を確保します。
  • セメスター科目、集中講義を多く取り入れ、就職活動やインターンシップに配慮したカリキュラムを設定します。
  • 専門科目とできるだけ重ならない時間帯に開講するよう配慮します。
  • 教養深化プログラムは、企業からも期待されています。 2017年10月に文学研究科修了生が就職した実績のある企業・官公庁にアンケートを実施。 教養深化プログラムの以下のような内容に期待するという回答結果が得られました。 (有効回答数:46社)
  • 人材育成本部やキャリアセンターの協力のもと、きめ細やかな就職支援を行います。
    (インターンシップ紹介、キャリア相談、留学生就職支援等)
  • 博士後期課程に進学する人にも、今後の研究活動に有益な知識とスキルを提供します。
お問い合わせ

教養深化プログラム事務局 
Email: cuenp*let.hokudai.ac.jp (*を@に変えてください)