人間科学コース
Human Sciences

人間の行動や 社会のしくみを解き明かす

人間の行動や社会のしくみを、収集したデータの分析に基づき、実証的視点から理解することを目的としています。
心理学、社会心理学、社会学、社会生態学、地理学などに関連する多彩な科目が用意されているほか、実験、調査、研究方法などは必修となっており、社会と心の実態に迫るための手法を身につけます。

コースの授業例
実験や調査、データ解析を通じて課題を解明。
文献読解やプレゼンでコミュニケーション力もUP。

行動科学関連諸分野の主要な研究テーマと研究方法の概要を学ぶ。[行動科学実験実習]
目や耳などの感覚器官を通じて得られる情報が知覚になるまでの仕組みについて学ぶ。(Anstis,1974)[認知心理学]
格差社会の実態をデータに基づいて考える。[社会学演習]
生物多様性の保全について、人間の視点から学ぶ。[社会生態学]

担当研究室

心理学研究室

実験・調査によって収集したデータの分析に基づいて、人間の行動や、それを司る脳機能の仕組みを実証的視点から学びます。

研究室・教員
  • 安達 真由美 教授 ADACHI Mayumi
    研究分野: 音楽心理学(聴取、演奏、感情、発達)
  • 河原 純一郎 教授 KAWAHARA Jun-ichiro
    研究分野: 認知行動科学(注意、記憶、魅力、ストレス、広告、産業応用)
  • 川端 康弘 教授 KAWABATA Yasuhiro
    研究分野: 認知心理学(色覚、感性、知識、熟達)
  • 和田 博美 特任教授 WADA Hiromi
    研究分野: 発達神経行動毒性学
  • 小川 健二 准教授 OGAWA Kenji
    研究分野: 認知神経科学(特に運動学習や社会認知)
  • 金子 沙永 准教授 KANEKO Sae
    研究分野: 知覚心理学(とくに視覚、錯視)
  • 森本 琢 助教 MORIMOTO Taku
    研究分野: 認知心理学(クロスモダルな情報処理過程、記憶、心的イメージ)
卒業論文テーマ
  • ヒト型自閉症モデルマウスの研究 -レジデント・イントルーダーパラダイムにおける雄同士の超音波コミュニケーション-
  • 触覚と運動に共通した身体所有感の生起に関わる神経基盤について:fMRIによる検討
  • 経頭蓋直流電気刺激を用いた顔表情認知における左右半球優位性の検討
  • 二色配色の好ましさと調和に及ぼす配置の影響
  • 上下視野領域におけるカテゴリカル色知覚の特性の検討
  • VRを使用した食品サイズ変更が予期満腹度に与える影響
  • 音楽に対する聴取者の印象に題名や視覚刺激が及ぼす影響
  • 音楽経験と作業記憶が旋律の聴覚運動処理に与える影響
  • VOCALOIDと人間歌唱の比較-印象・ストレス度変化,および感受性の間の関連性に注目して-
  • 小学生児童における視覚的視点取得の脳内基盤の検討
  • 授乳期のアルコール摂取がラットの注意能力に及ぼす影響
  • 文字サイズが動画広告における打消し表示の再生・再認成績に及ぼす効果
研究室ウェブサイト

行動科学研究室

社会心理学・進化心理学・文化心理学・行動経済学・神経科学・比較認知科学などを通じて、人や動物の心と社会との関わりを学びます。

研究室・教員
  • 大沼 進 教授 OHNUMA Susumu
    研究分野: 環境社会心理学、リスクガバナンス
  • 髙橋 伸幸 教授 TAKAHASHI Nobuyuki
    研究分野: 社会心理学、実験社会科学
  • 結城 雅樹 教授 YUKI Masaki
    研究分野: 社会心理学、文化心理学、社会生態心理学
  • 高橋 泰城 准教授 TAKAHASHI Taiki
    研究分野: 行動科学、神経経済学
  • 瀧本 彩加 准教授 TAKIMOTO Ayaka
    研究分野: 比較認知科学
  • 竹澤 正哲 准教授 TAKEZAWA Masanori
    研究分野: 社会心理学、適応的意思決定、文化進化論
  • 中島 晃 助教 NAKAJIMA Akira
    研究分野: 応用統計学
卒業論文テーマ
  • 空間割引理論の検討~二変数関数としての空間割引関数を考える
  • ウマにおける母子間の音声コミュニケーションに関する検討-子ウマの発達に伴う変化に着目して-
  • 経済主体の異時点間選択のq-一般化による行動経済学的研究
  • 血縁を超えた大規模な協力の発生:概念的な検討
  • 競争的協力か規範的協力か:関係流動性が協力行動の目標に与える影響
  • 意志決定時間の違いが他者の評価に及ぼす影響の検討
  • 無知のヴェールによりスティグマは軽減されるか-高レベル放射性廃棄物地層処分地選定を巡る決定プロセスの違いがもたらす影響-
  • 異なる利害をもつステークホルダーの合意形成過程~重層的なコモンズをめぐる地熱発電交渉ゲーム(LoG-Power)を用いた検討~
  • 集団に有益な戦略の進化:文化的集団淘汰の実験的検討
  • ウマにおける利他行動の実験的検討-食物共有に対する親密さの影響に着目して-
  • 不公正な提案に対する反応に評判が及ぼす効果の検討
  • 稲作栽培様式が人々の心理に与える影響-ベトナム地域間比較を通じた検討-
研究室ウェブサイト

社会学研究室

社会の仕組みとその変化を、個人との関係から読み解いていくのが社会学で、その方法(聞き取りや大規模調査など)も学びます。

研究室・教員
  • 櫻井 義秀 教授 SAKURAI Yoshihide
    研究分野: 宗教・文化社会学、タイ地域研究、東アジア宗教研究、ウェルビーイング研究
  • 平澤 和司 教授 HIRASAWA Kazushi
    研究分野: 社会学(特に教育、家族、社会階層)
  • 伍 嘉誠 准教授 NG Ka Shing
    研究分野: ナショナリズム研究、社会運動論、宗教・文化社会学、東アジア研究
  • 樋口 麻里 准教授 HIGUCHI Mari
    研究分野: 社会的排除論、福祉・医療社会学、家族社会学、国際比較、社会調査法
  • 清水 香基 助教 SHIMIZU Koki
    研究分野: 宗教社会学、主観的ウェルビーイング研究、価値意識の研究
卒業論文テーマ
  • 日本人の公助・共助に対する意識と行動-JGSSを用いた規定要因分析-
  • 子どもの貧困対策法と大綱制定過程から見る子どもの貧困政策における将来観
  • 認知症当事者と介護家族―家族の会と地域包括ケアシステム―
  • なぜ若者はロックフェスに参加するのか
  • 結婚意識に与える要因-両親の夫婦関係・自身の恋愛経験に着目して-
  • 教育のスタンダード化と教員の裁量
  • メイド喫茶に通う若者-第三の空間論を手がかりに-
  • #KuToo運動にみるネット上の性差別

地域科学研究室

地域社会学・人文地理学・社会生態学の三分野をベースに、フィールドワークを中心として、地域の多様な問題への学問的アプローチについて学びます。

研究室・教員
  • 池田 透 教授 IKEDA Tohru
    研究分野: 保全生態学、侵入生態学(外来種管理)、野生動物管理学、ニュージーランド地域研究、社会生態学
  • 橋本 雄一 教授 HASHIMOTO Yuichi
    研究分野: 都市地理学、地理情報科学(GIS)
  • 宮内 泰介 教授 MIYAUCHI Taisuke
    研究分野: 環境社会学、地域社会学、開発社会学
  • 笹岡 正俊 准教授 SASAOKA Masatoshi
    研究分野: 環境社会学、ポリティカル・エコロジー論、インドネシア地域研究
  • 林 琢也 准教授 HAYASHI Takuya
    研究分野: 経済地理学、観光地理学、農村地理学
  • 立澤 史郎 助教 TATSUZAWA Shirow
    研究分野: 保全生態学、環境教育論、シベリア地域研究
卒業論文テーマ
  • 農業者と非農業者の協働による地域づくり活動を⽀えるリーダー・フォロワーの関係性に関する研究−北海道南幌町「農猿」を対象として−
  • 苫小牧市における保育施設の災害時避難の課題
  • 釧路市中心市街地における土地利用の変遷と課題
  • 移住交流の促進に果たすUIターン者の役割-北海道浦河町を事例に-
  • 「幸せな空間」が教えてくれた「学び」について―自主夜間中学 札幌遠友塾 じっくりクラスでの活動を通して―
  • 空き家・空き店舗の活用に果たす仲介者の役割-「ナゴノダナバンク」を事例に-
  • 関係人口における多様な関係のあり方についての考察-北海道厚沢部町と岩手県釜石市を事例に-
  • 複合災害時における避難困難地域に関する地理学的研究-北海道留萌市における津波浸水想定域の事例-
  • 大型食肉類に対する一般市民の被害と予防に関する認識
  • 農村地域における共同店の果たす役割と可能性:北海道芽室町上美生地区の「みんなのお店KAMIBI」を事例に

教員から

人と社会の相互関係を学ぶなら、日本ではダントツの教育研究環境
行動科学研究室 大沼 進 教授

人と社会の相互関係を理解することは、人文・社会科学の究極の目標の一つといえます。人間科学コースでは、社会心理学、心理学、社会学、地理学、社会生態学、地域科学、認知科学、行動科学など、人と社会の関係に関する実証研究の最先端を学べます。このコースを担う研究室は、ここ10年余で文科省が推進する多くの主要な大学院教育改革プログラム(21世紀COE、グローバルCOE、卓越した大学院教育拠点形成など)の拠点として選定され、成功例として高い評価を得てきています。ここにくれば、学部生のうちから、最強のスタッフ陣とともに、単に教科書を学ぶだけでなく、教科書を書き換えるほどの研究活動に加わることができます。