吉田

プロフィール

吉田 勉 准教授 / YOSHIDA Tsutomu
研究内容

中国・清代の今文学派と呼ばれる人々を中心に、その儒家経典(経書)に対する解釈の特徴を研究しています。また、近代以降、経書がどのように捉え直されたかについても関心を持っています。

研究分野
中国思想史、清代の学術
キーワード
中国思想、儒家、経学、経書、公羊学
文学研究院 所属部門/分野/研究室
人文学部門/表現文化論分野/中国文化論研究室
文学院 担当専攻/講座/研究室
人文学専攻/表現文化論講座/中国文化論研究室
文学部 担当コース/研究室
人文科学科/言語・文学コース/中国文化論研究室
連絡先

研究室: 405
Email: yoshida100*let.hokudai.ac.jp 
(*を半角@に変えて入力ください)

研究生を希望される外国人留学生(日本在住者をふくむ)は、「研究生出願要項【外国人留学生】」に従って、定められた期間に応募してください。教員に直接メールを送信しても返信はありません。
関連リンク
メッセージ

大学院生の頃、中国文化論研究室の先輩・後輩と一緒に、経学研究の入門かつ古典的名著とされる皮錫瑞の『経学歴史』『経学通論』の読書会をしていたことがありました。本は一人でじっくりと読むことも大切ですが、志を同じくする仲間と一緒に読むこともまた、同じように大切なことだと考えています。『礼記』にも「独学にして友無き」ことは良くないことだと言っています。中国文化論研究室には、授業はもちろんのこと、そのように、自ら望めば共に学び、成長できる仲間と環境がそろっています。また経書に限らず、中国の古典・言語・文化・制度が日本に与えた影響は計り知れません。日本で生活していると、知らず知らずのうちに、当たり前のようにその中で暮らしています(「識(し)らず知らず」という何気ない言葉も『詩経』に用例があります)。ですから、中国に関心がある方はもちろんのこと、日本のことをよく知りたいと考えている方にも、ぜひ中国文化論研究室の扉を叩いてみてほしいと思います。

研究活動

略歴

1993年千葉県生まれ。2015年北海道大学文学部卒業。2021年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。北海道教育大学教育学部釧路校講師を経て、2025年より現職。

主要業績

所属学会

  • 北海道大学中国哲学会
  • 日本中国学会
  • 東方学会
  • 全国漢文教育学会

教育活動

授業担当(文学部)

  • 中国思想史概説
  • 中国思想史演習

授業担当(文学院)

  • 中国思想特殊講義

授業担当(全学教育)

  • 思索と言語

おすすめの本

  • 関口順『儒学のかたち』(東京大学出版会、2003年)
    中国思想史上の重要概念が精緻に分析されています。付章の文献案内は、経学史の古典的著作に対する解説になっています。