歴史学人類学コース
History and Anthropology

人類の歴史を学び、 現代世界を理解する

世界の諸地域諸民族の社会と文化を、歴史学、人類学、考古学の方法によって学ぶことを課題としています。内容としては、日本、東洋、西洋各地域の古代史から現代史までの歴史の学修と、人類の誕生から現在に至るまでの人類学および考古学の学修が中心となります。

コースの授業例
世界各地、各時代を構成する人々の営みを 史資料を通して追求する。

考古学の理論と方法を学ぶ。[考古学概論]
18〜19世紀の中国・ベトナム関係史を、グエン朝成立史を中心に講義する。[東洋史学]
平安時代の文書を読み解く技術と、文書を通してわかる初期荘園などの実態を学ぶ。[日本史学]
「文化」概念の変遷に注目しながら、19世紀から現在にいたる文化史研究の軌跡を描く。[西洋史学]

担当研究室

日本史学研究室

古代・中世・近世・近現代のスタッフが揃い、研究テーマは自由に選ぶことができます。時代別の自主ゼミも活発です。

研究室・教員
  • 権 錫永 教授 KWEON Seok-Yeong
    研究分野: 日本近代思想史、植民地期朝鮮文化史
  • 白木沢 旭児 教授 SHIRAKIZAWA Asahiko
    研究分野: 日本近現代史、日本経済史
  • 谷本 晃久 教授 TANIMOTO Akihisa
    研究分野: 日本近世史、北海道地域史
  • 小倉 真紀子 准教授 OGURA Makiko
    研究分野: 日本古代史、土地制度・財政史
  • 川口 暁弘 准教授 KAWAGUCHI Akihiro
    研究分野: 日本近代史、明治憲法史
  • 橋本 雄 准教授 HASHIMOTO Yu
    研究分野: 日本中世史、東アジア海域史
  • 井上 敬介 助教 INOUE Keisuke
    研究分野: 日本近代史、政治史、北海道史
卒業論文テーマ
  • 平安時代における牧の経営
  • 満洲国の国家構造
  • 天明期の松前藩財政と場所請負制の転換
  • 近代日本の海軍大学校と将校団
  • 宝暦度朝鮮通信使と日朝交渉の実態
  • 中世における音楽官司別当職の機能と役割について
  • 朝河貫一『日本の禍機』に関する研究
  • 日本古代における即位儀礼の変遷
  • 戦後北海道開発体制の成立
  • 貿易都市長崎における遊女と異国人
  • 中世における盂蘭盆会と施餓鬼会
  • 文化政治期における朝鮮教育改革

東洋史学研究室

中国(漢字文化圏)と中東イスラーム地域(アラビア語・ペルシア語・トルコ語文化圏)の歴史を研究しています。

研究室・教員
  • 太田 敬子 教授 OHTA Keiko
    研究分野: 中東社会史
  • 吉開 将人 教授 YOSHIKAI Masato
    研究分野: 秦漢史、中国近現代史、中国民族問題
  • 佐藤 健太郎 准教授 SATO Kentaro
    研究分野: 中東イスラーム史(特に西地中海地域)
卒業論文テーマ
  • 19世紀前半カスピ海におけるロシア・イラン貿易
  • 「蒙疆政権」の教育政策
  • 五胡北朝期胡族政権における漢族有力者の擡頭
  • 三藩の乱と清初地域社会
  • 9世紀アッバース朝におけるグラームの忠誠と離反
  • 近代日本人ムスリムの巡礼

西洋史学研究室

古代から現代にいたる時代のヨーロッパの歴史、およびアメリカの歴史を様々な視点から広範囲に研究します。

研究室・教員
  • 砂田 徹 教授 SUNADA Toru
    研究分野: 古代ローマ史
  • 長谷川 貴彦 教授 HASEGAWA Takahiko
    研究分野: 近現代イギリス史・歴史理論
  • 松嶌 明男 教授 MATSUSHIMA Akio
    研究分野: 近代フランス史
  • 村田 勝幸 教授 MURATA Katsuyuki
    研究分野: アメリカ史・アメリカ研究
  • 山本 文彦 教授 YAMAMOTO Fumihiko
    研究分野: ドイツ中世・近世史
卒業論文テーマ
  • 三十年戦争とハンブルク
  • 20世紀イギリスの女性解放とサーヴァント
  • 1640年のカタルーニャ反乱
  • サトゥルナリアとアウグストゥスの宗教政策
  • 属州シリアにおける軍隊と市民の諸関係
  • 20世紀フランス領アルジェリアにおける原住民教育とナショナリズム
  • イギリスにおける第一次世界大戦の記憶
  • 米国における移民管理をめぐる連邦政府と州の関係性
  • 現代アメリカにおける同性婚をめぐる攻防

考古学研究室

考古学は遺物や遺跡の研究によって、文字以前の歴史、文字に記録されなかった歴史を人類史として再構成します。

研究室・教員
  • 小杉 康 教授 KOSUGI Yasushi
    研究分野: 考古学、物質文化論、民俗誌考古学
  • 高瀬 克範 准教授 TAKASE Katsunori
    研究分野: 考古学、植物考古学
卒業論文テーマ
  • 土器型式分布域の拡大・縮小について-北海道石狩低地帯及び周辺における続縄文期前半を対象として-
  • 縄文文化の土偶造形研究におけるジェンダー観について
  • 石錘の機能と用途-北海道南西部における縄文早期から中期にかけて-
  • 涌元式土器の研究 ―館野遺跡出土資料の分析を通して―
研究室ウェブサイト

文化人類学研究室

この地球の上で人類は多様な文化を形作ってきました。文化人類学では文化多様性を研究者が現場に身をおきながら明らかにします。

研究室・教員
  • 小田 博志 教授 ODA Hiroshi
    研究分野: 人類学、平和研究、自然-人間関係、生命論、エスノグラフィー論
  • 山口 未花子 准教授 YAMAGUCHI Mikako
    研究分野: 人類学、自然誌、動物論、狩猟研究、北米先住民研究
卒業論文テーマ
  • 札幌市におけるムスリムの食実践
  • 「隣人」ヒグマと生きる
  • 公共空間としてのゲストハウス
  • 日本に居住するイスラエル人・ディアスポラのエスノグラフィー
研究室ウェブサイト

教員から

歴史の研究は史料から ― 自らの手で問題を解き明かす喜び
日本史学研究室 小倉 真紀子 准教授

皆さんがよく知っている著名な文献や資料の中にも、未知の事柄はまだ多く残されています。また、現在の私達が動かし難い史実だと思い込んでいる事柄の中にも、よく調べてみると、後世の人々が思い描いた推測に過ぎないものもあります。過去の歴史を振り返りながらそのような問題を見つけ、先人の残した史資料をつぶさに検証し、今の私達が持っている歴史認識を、あるいは追認し、あるいは修正する。それが、私達が日々行っている歴史学・人類学研究の基本的な道筋です。今まで誰も解決できなかった問題にも時として遭遇しますが、それを自分の力で解き明かした時の喜びは格別です。