プラスミュージアムプログラム 教員スタッフ紹介

本プログラムの運営メンバーをご紹介いたします。

オンラインイベントが増え、対面コミュニケーションの機会が少なくなりました。本プログラムに興味を持ってくださった方々との交流を深める方法を模索しています。顔のみえるプログラムを目指したいと思います。

プログラム教員紹介

代表 今村 信隆(文学研究院・准教授)

専門
美学・芸術学、博物館学
(近年は特に、鑑賞空間と批評空間における「声」の問題を考えています)

趣味・特技
動物園や水族館に行くこと、マンガを読むこと、音楽を聴きに行くこと。コロナ禍を経て、最近は動画の編集に挑戦しはじめました。

ミュージアムの楽しみ方best3
③展示室のなかで、居心地のよいソファやベンチを見つけること。そこに腰をおろして、コレクションをじっくりと静かに味わうこと。ミュージアムの雰囲気を浴び、深呼吸すること。人間の素晴らしさや自然の奥深さにほれぼれとすること。ほかの鑑賞者をぼんやりと眺めること。
②ミュージアムショップにならぶグッズを手にとりながら、見てきた展示を振り返ること。撮影した写真を整理しながら、お土産や土産話の宛先を考えること。誰かと感想を語り合い、感性や知識の違いに驚き合うこと。
①カフェやレストランで一息つきながら、次はどんなミュージアムに行けるのだろうかと、想像をふくらませること。

メッセージ

現代は、たくさんの課題を抱えた、困難な時代なのかもしれません。科学も技術も芸術も、日常的な想像力が及びにくいほどに肥大化し、あるいは細分化してしまったように思われます。そのような時代の困難のすべてをミュージアムが解決できるわけでは、もちろん、ないでしょう。

しかし、少なくともミュージアムは、肥大化し、あるいは細分化してしまった科学や技術や芸術を、もう一度、個人のライフ(生活/生涯/生命)やコミュニティの現実と出会わせる、その一助になることはできるはずです。いうなれば博物館は、何でもたちどころに解決できる「特効薬」としてではなく、コミュニティに確かな安心を与える「常備薬」のようなものとして、個人や社会の課題にじわじわと効いてくる力をもっているのではないでしょうか。その可能性を、地域の実践から地道に探っていきたいと考えています!

卓 彦伶(文学研究院・特任准教授)

専門
博物館経営論(地域連携、市民協働)

趣味・特技
(趣味)カピバラ、野球観戦。カピバラ情報があれば、何でも教えてください。
基本的に運動をしない人間ですが、最近はジムに通い始めました。来年のマラソン大会への出場を目標にしています。
(特技)犬を手なつけること。

ミュージアムの楽しみ方best3
①郷土資料館で地元の方の解説を聞いて、その地域「ならでは」の情報を仕入れます。
②ミュージアムのワークショップや行事を目当てに訪ねます。
③旅行先の神社・お寺にある博物館・宝物殿(館)をできるだけ旅行プランに入れます。

メッセージ

ミュージアムの地域連携活動を調査するにあたり、様々な立場の方々の本音を引き出せるようにコミュニケーションするとともに、じっくりその地域の個性・特性を吟味して分析することが重要であると考えています。

各地域の個性・特性は唯一無二なものだからこそ、同じ方法論を提示することは難しいですが、本プログラムを通して、皆さんと一緒に、地域の発展や社会課題に、各地域の文化・歴史、自然、産業などを扱ってきたミュージアムを足していくことの可能性について見出していきたいです!

佐々木 亨(文学研究院・特任教授)

専門
博物館経営論(マーケティング、評価設計、来館者調査)

趣味・特技
むかし鉄研(乗り鉄、撮り鉄)、いま寄席通い。古今亭文菊、柳家三三を追っかけています。そして、今も昔も「雀荘」通い。要するに昭和な人です。

ミュージアムの楽しみ方best3
①HPや雑誌からの情報でする来館前の「妄想」
②思わず5分以上も足が止まる資料との「対話」
③ミュージアムグッズを渡す相手のリアクションの「想像」

メッセージ

長時間かけた調査のあとに来館者に聞き取りをすると、想像もしなかった動機や理由で来館していることに驚きます。今日この時に、ここに来るべき訳を一人一人が持っています。これと同じ関係が、社会とミュージアムの間にも存在していると思います。個々の地域や組織が抱えている課題に役に立つミュージアム活動は、簡単には見つからないです。でも、丁寧なアプローチを経れば、相応しい活動を編集できると信じています。

運営スタッフ

森岡 和子(文学研究院 研究推進室)

専門
リサーチアドミニストレーション

趣味・特技
趣味:サッカー観戦・アニメ鑑賞・ピアノ
特技:マニュアルや前例のない企画を「なんとなく」つくってしまうこと

ミュージアムの楽しみ方best3
①ほとんど事前情報なしに作品やモノと対峙する。
②逆に、とことん情報を調べた上で、確認・違和感を楽しむ。
③ミュージアムショップの掘り出し物探し。

メッセージ

URAとしてこのプログラムの申請、立ち上げ、広報の支援をしてきました。スタッフも揃ってプログラムの運営が軌道に乗ってからは、サポーターとして楽しみながらプラス・ミュージアム・プログラムを応援しています。

石田 洋子

専門
事務補助員

趣味・特技
趣味は旅行、そして地図読み。
特技は市町村など地名から都道府県のあたりをつけられることです。

ミュージアムの楽しみ方best3
①ミュージアムはその土地の迎賓館です
②遠い親戚を訪ねるつもりで展示に向き合ってみる
③テイクアウトするならナニにしよう?

メッセージ

旅先でミュージアムを訪ねるのが好きでした。しかし「え?この展示見にはるばる?」なんて驚かれる喜び、未知の路線に乗って行くという楽しみを覚えてしまったら重症です。修行と間違われたり、気が付くと“解脱”していたりします。今期からこちらでお世話になることになりました。人生なにが役立つかわかりません。何卒よろしくお願いいたします。

令和4年度の運営スタッフ

大内 須美子

専門
博物館学・評価学

趣味・特技
趣味は、シュノーケリング、スキューバダイビング、旅。旅先では動物園とミュージアムと地元の人で混んでる食堂に行きます。
特技は、蕎麦を打てます。

ミュージアムの楽しみ方best3
①展示資料は、空想を膨らませながら愉しむ。
②ハンズオンはできるだけ触る。
③美術館では好きな絵を見つけて、絵の中に入り込んで周囲を想像する。

メッセージ

ミュージアムは楽しいところなので、なによりわくわくしたいと思っています。来館者のみならず地域のみなさまにも素敵な経験をしていただきたいので、ミュージアムは変化し続けてゆくのですね。評価は人からの採点だけではなくて、自身が今後への希望を実現するためにも使えます。事務補助員をしながら博物館評価を研究していますが、評価をもっと活用できる方法を探ってゆきたいと考えています。

Wei Wenjun

専門
博物館学

趣味・特技
映画観賞、ミュージアム巡り

ミュージアムの楽しみ方best3
①展示側が伝えたいキーワードを探し出してみること。
②ほかの来館者の楽しみ方を観察すること。
③展示室にいるスタッフに話かけてみること。

メッセージ

北海道大学文学院博士後期課程に所属している、中国からの留学生です。ミュージアムの常設展示を生かせる方法を研究しながら、プラス・ミュージアム・プログラムの事務仕事を担当しております。ミュージアムは人間社会の様々な思想と表現の集合体で、時にはゆったりと流れ、時には渦を巻く「包羅萬象」の川です。ミュージアムになじみのない人にもその集合体を楽しんでもらって、その川に自分の考えを投げ込んでもらう方法を探したいと考えています。