交換留学について
交換留学とは、北大に在籍したまま、大学の交流協定大学へ1学期または1年間留学できる制度です。「交換留学」は、現地大学にて単位修得を目指すことができ、単に語学を学ぶ目的の「語学研修」とは異なります。
交換留学の種類
交換留学先には、北海道大学に在籍する全ての正規生を対象とした「大学間交流協定大学」と、部局間で協定を締結している学部・大学院の学生を対象とした「部局間交流協定大学」の2種類に分かれます。どちらを選ぶかによって、手続き先や手続きの方法が異なってきますので、事前にしっかり情報収集することをお勧めします。
- 大学間交流協定校への留学
「大学間交流協定大学」の留学は、学務部国際交流課が担当します。詳細については「北大生のための留学ガイド」を参照ください。または学務部国際交流課へ直接問い合わせてください。 - 部局間交流協定校への留学
文学院・文学部が独自に交流協定を結んでいる「部局間交流協定校」への留学情報を掲載しています。詳細については「文学院・文学部 留学ガイドブック2024」をご参照下さい。
部局間協定校の紹介
- 国立雲林科技大学(台湾)
国立雲林科技大学のウェブサイト - 国立高雄大学(台湾)
国立高雄大学のウェブサイト - 南京農業大学(中国)
南京農業大学のウェブサイト - 南京理工大学(中国)
南京理工大学のウェブサイト - 香港大学(中国)
香港大学のウェブサイト - アリゾナ大学(アメリカ合衆国)
アリゾナ大学のウェブサイト - サセックス大学(イギリス)
サセックス大学のウェブサイト - ロンドン大学-SOAS(イギリス)
ロンドン大学(東洋アフリカ研究学院)のウェブサイト
- マンチェスター大学(イギリス)
マンチェスター大学のウェブサイト
人文科学学部(Faculty of Humanities)
Study Abroad Programmes - ザグレブ大学(クロアチア)
ザグレブ大学のウェブサイト
Exchange Students - デュースブルク・エッセン大学(ドイツ)
デュースブルク・エッセン大学のウェブサイト - パドヴァ大学(イタリア)
パドヴァ大学のウェブサイト - パリ・シテ大学(フランス)
パリ・シテ大学のウェブサイト
申し込む前に考えてほしいこと
帰国後~卒業について
以下について指導教員や教務担当と事前に必ず相談して、無理のない留学計画を立ててください。
- 単位認定について
- 卒業論文について
- 就職活動について
- 教育実習などの実習について
留学目的について
- なぜ交換留学を希望するのでしょうか
- 語学研修や他の短期プログラムでその目的は果たせないでしょうか
応募までに準備すること
- 行き先(希望国)、期間、留学時期を決める
- 北海道大学の留学情報サイトや希望国の政府ウェブサイトなどで情報を集める
- 語学試験を受けるなどして、希望先の語学要件に達しているか確認する
(文学院・文学部の応募締切までに要件を満たしていることが応募条件) - 指導教員や先輩から話を聞く
- 教務担当に相談する
- 留学先のGPA要件に達するよう、学業をしっかり修める
- 北大の健康診断を受けていない人は、受診する(応募時に診断書を提出するため)
応募情報一覧
国名 | 大学および部局名 | 募集人数 | 語学要件 | 成績要件 |
台湾 | 国立雲林科技大学 (人文・科学学部) |
3名 | TOCFL: 中級 HSK: 中級以上 TOEFL ITP: 500以上 TOEFL iBT: 47以上 TOEIC: 550以上 |
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台湾 | 国立高雄大学 (人文社会科学部) |
3名 | TOEFL iBT 70以上、 IELTS 6.0以上、 TOEIC 730以上 |
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中国 | 南京農業大学 (外国語学院) |
3名 | TOEFL iBT 80以上、 IELTS 6.0以上、 HSK 5級以上 |
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中国 | 南京理工大学 (外国語学院/人文・社会科学院) |
3名 | TOEFL iBT 78以上、 IELTS 6.0以上、 HSK 5級以上 |
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中国 | 香港大学 (人文科学部) |
2名 | TOEFL iBT 93以上、 IELTS 6.5以上 |
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米国 | アリゾナ大学 | 2名 | TOEFL iBT 70以上、 IELTS 6.0以上 |
GPA 2.5以上 |
英国 | サセックス大学 | 2名 | IELTS 6.0以上、 (各セクション5.5以上)、 TOEFL iBT 80以上 |
GPA 2.8以上 |
英国 | ロンドン大学 SOAS | 5名 | IELTS 6.5以上 (各セクション6.5位上) |
GPA 3.0以上 |
英国 | マンチェスター大学 (人文科学学部) |
3名* | 語学要件は各学部によって異なるので、マンチェスター大学HPで確認すること。 | GPA 3.0以上 |
クロアチア | ザグレブ大学 (人文社会科学部) |
1名 | TOEFL iBT 79以上、 IELTS 6.0以上、 TOEIC 700以上 (CEFR レベルB2) |
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ドイツ | デュースブルク・エッセン大学 | 3名 | ドイツ語の学習経験、 CEFR レベルB1、 (TOEFL iBT 70以上、 IELTS 5.5以上、 TOEIC 730以上) |
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イタリア | パドヴァ大学 (哲学・社会学・教育学・応用心理学部) |
3名 | 英語 B1レベル以上 イタリア語 A2レベル以上(CEFR) |
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フランス | パリ・シテ大学 | 3名 | CEFR レベルB2 DELF B2 DALF C1/C2 英語での授業を希望する場合 CEFR レベルB2 IELTS 5.5以上 TOEFL iBT 90以上 |
上記の語学要件及び成績要件は、変更する可能性があります。
詳細については、各大学のウェブサイトをご確認ください。
※マンチェスター大学の募集人数について
3セメスター分の枠を確保しています。半年間(1セメスター)留学の場合、3名を派遣できますが、1人が1年間(2セメスター分)留学する場合は、派遣人数は2名となり、もう1名は半年間(1セメスター)の留学期間となります。
応募のスケジュール
文学院・文学部内での選考スケジュールは、以下のように進めます。
※スケジュールが変更する場合もあります。ELMSや掲示などを、こまめにチェックしてください。
4〜7月上旬 | 文学院・文学部による交換留学説明会 (部局間交流協定校への交換留学について) |
応募書類をそろえる (申込書・成績証明書など) |
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11月下旬 | 交換留学募集締切(応募書類提出) |
12月中旬 | 書類選考および面接試験 |
翌年1月上旬 | 留学候補者の決定、選考結果の通知 |
1月以降 | 協定大学への応募 (時期は、各協定大学により異なる) |
随時 | 協定大学からの決定通知 (時期は、各協定大学により異なる) |
申請手続きについて
申請者は、下記の書類(1〜7)を文学事務部教務担当に提出してください。
- 交換留学申請書 (2024.04.17更新)
申請書は両面印刷して提出してください。 - 交換留学推薦書 (2024.04.17更新)
推薦書は両面印刷して提出してください。
指導教員等※に推薦書の作成をお願いしてください。推薦者は、必要事項をご記入捺印し、厳封の上、直接、文学事務部教務担当へ提出してください(郵送可)。 - 協定大学で履修を希望する科目
協定大学で履修を希望する科目をすべて記載すること(科目番号、授業科目名、コース・ディスクリプションを添付すること)。 様式自由。協定大学のウェブサイト等で調べてください。 - 成績証明書(大学院生の場合は学部の成績も提出)
- 各種語学検定試験証明書
(スコアレポート: 協定大学の教育言語の証明書。)
協定大学に語学要件がある場合は、要件を満たしたスコアレポートを提出してください。 - 健康診断書
北大保健センター発行の健康診断書でも可。 - 自己申告書
両面印刷して提出してください。
留学にかかる費用
交換留学においては協定校との間に授業料相互不徴収の取り決めがされています。留学前に北海道大学に授業料を納めれば交換留学先の大学に授業料を払う必要はありません。このため留学にかかる費用は、渡航費、家賃、生活費、保険料等となります。
奨学金について
交換留学の奨学金は(a)海外留学支援制度奨学金、(b)北海道大学フロンティア基金クラーク海外留学助成金の2種類があります。 (新渡戸カレッジ生は、北海道大学フロンティア基金新渡戸カレッジ(海外留学)奨学金に応募できます。)これらの奨学金は、上記の交換留学生申請とは別に応募する必要がありますのでご注意ください。
申請を希望される方は「北大生のための留学ガイド・交換留学のための奨学金」のページを熟読の上、申請手続きを行ってください。
- 書面提出先: 文学事務部教務担当
留学相談受付
留学についてのご相談・ご質問に、教務担当と国際担当教員のラフェイ先⽣がお答えします。対⾯でのカウンセリングも可能です。下記Googleフォームからお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
文学事務部教務担当
TEL: 011-706-3005
Email: iau*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)
(平日: 8:30~12:15及び13:00~17:00、土・日・祝日・年末年始は休み)
※通常授業を行わない日・期間における、教務担当窓口(カウンター)対応時間は、原則として平日10:00-12:15、13:00-16:00となります。
留学の勧め
Study abroad in an investment in your future. It is an investment of your time, your money, your energy, and your effort.
In everyday life, when we invest our time and effort to make plans or our money to buy items, we naturally expect some kind of return. Consequently, when you, as a student, are thinking about study abroad, it is only natural that you consider what you will get in return. However, many students struggle to imagine what they might gain from study abroad.
The easy things to imagine are improved language or communication skills in English or other languages. You might expect to gain knowledge in your major field. You would expect to learn about the country you study in and to pick up some of the culture. You might hope to make some friends and to travel. These are definitely results that you can expect to see in a relatively short span of time.
What is harder to imagine are the results that cannot be seen right away. Your study abroad journey is not finished the moment you return to your own country. Rather, over the following weeks, months, or perhaps even years you will see some changes in yourself.
One change might be an increase in resilience. You will face many problems when you are living and studying in a different country. As you overcome them, you will become more resilient, and this will help you at many times in your life when dealing with problems.
Living in another country fosters both independence and the ability to rely on people. You become more independent because you are expected to do many things by yourself, and you need to be pro-active about doing things. However, at the same time, you also need to rely on people to help you and you have to allow yourself to be vulnerable in order to ask for help.
You might pick up other useful skills that you don’t notice yourself. When I worked in the States for a while after living in Japan, my co-worker said to me, “Wow, you do things before I ask you to do them.” Somehow in my life in Japan, I had picked up the skill of anticipation and this made me a more efficient person at my job in the US.
You may not be able to envision how you will change as you study abroad, but I think it will make you feel that you became an adult. That feeling will be with you for the rest of your life.
Head of the International Affairs Unit
Michelle La Fay