地域科学講座

地域科学講座では、現代社会が抱える多様な問題について、人間社会と自然環境の両面から総合的に研究を進めています。地域社会学・人文地理学・社会生態学という分野を基軸として、「地域の視点」に立った現場での調査を実施し、互いに議論を交わすなかで、「地域」の理解と考察を深めます。各分野の基礎的理論からフィールドワークの技法、分析法、実社会への応用までを、野外実習を交えながらマン・ツー・マンで指導することで、自分で問題を発見し、自分で調べ、解決策を探るという社会で必要とされる能力の養成を目指しています。

地域科学研究室

社会生態学の演習で行った外来種防除実習(旭川市江丹別川での外来種ウチダザリガニ防除実習)

地域科学研究室では、フィールドワークを主体として現代社会が抱える多様な地域問題について取り組みます。地域社会学・人文地理学・社会生態学という分野をベースとして、多面的・学際的な議論を交わすなかで社会や環境への理解と考察を深め、問題の解決を図ります。

研究室からのメッセージ

この研究室では、さまざまな地域の問題に取り組むことができます。どの問題も、簡単に取り組めるものではありません。問題が複雑であればあるほど、切れ味のよいツールが欲しくなります。地域科学研究室では、人文地理学、地域社会学、社会生態学というツールを使って、こうした問題に立ち向かっていきます。現場を歩き、話を聞き、データを集め、情報通信技術(ICT)もフルに使って、問題の本質がどこにあるのか、少しずつ深めていきます。自分で調べ、自分で問題を発見し、解決策を探る、という能力は、今後ますます重要になってくるでしょう。そうした方法の取得を、地域科学研究室では最重要に考えています。

地域社会学の演習で行った人と自然の関係の調査(北海道日本海沿岸における漁業に関する聞き取り調査)
人文地理学の演習で行った津波避難移動データ収集実験(北海道オホーツク海沿岸での防災調査)

教員紹介

  • 池田 透 教授 IKEDA Tohru
    研究分野: 保全生態学、侵入生態学(外来種管理)、野生動物管理学、ニュージーランド地域研究、社会生態学
  • 橋本 雄一 教授 HASHIMOTO Yuichi
    研究分野: 都市地理学、地理情報科学(GIS)
  • 宮内 泰介 教授 MIYAUCHI Taisuke
    研究分野: 環境社会学、地域社会学、開発社会学
  • 笹岡 正俊 准教授 SASAOKA Masatoshi
    研究分野: 環境社会学、ポリティカル・エコロジー論、インドネシア地域研究
  • 林 琢也 准教授 HAYASHI Takuya
    研究分野: 人文地理学、観光地理学、農村地理学
  • 立澤 史郎 助教 TATSUZAWA Shirow
    研究分野: 保全生態学、環境教育論、シベリア地域研究
主な講義題目
  • 環境と地域の社会学的研究
  • ポリティカル・エコロジー論
  • 生物多様性保全論
  • 地理学と地理空間情報
  • 経済地理学研究
  • 観光地域論
修士・博士研究テーマ例
  • カリマンタン島におけるセンザンコウ・ヤマアラシ保全に向けた課題:先住民族による猟の意味づけと重要性に着目して
  • 日本の農村における小規模ワイナリーの展開-北海道余市町と長野県東御市を事例として-
  • The Political Ecology of Salt:Dynamics of Agrarian Change in Rural Kupang, Indonesia