人類はいかに困難を乗り越えてきたかを問う

歴史学・人類学コース3年生 原田 拓弥さん

インターネットが世界を席巻して以降、社会は大きく変わりましたが、現在私たちが直面している多くの難局は、過去の歴史の中にも大なり小なり存在していました。私はそうした難局を過去の人類はどのように乗り越えてきたのか、という関心から歴史学・人類学コースを選び、その中でも中国史を研究しています。大学で学ぶ歴史学では、“通説”以外にもさまざまな学説を知ることができます。最新の研究や知見、動向から多様な考え方を知るのはとても楽しく、一つの考えに固執しないで物事を見ることは非常に重要だと思います。

私の研究対象である中国も、その長い歴史の中で幾度となく困難に直面し、その度に変化を遂げる固有の歴史を歩んでいます。隣国である我が国にも大きな影響を及ぼしており、時に親近感を覚える点も中国史研究の面白さです。将来は教員志望ですので、今の自分がそうなれたように多様な視点を持てる人材教育に尽力できたらと思っています。自分を成長させる意味でも、ぜひ本コースで一緒に歴史学を学びましょう。

(2021年5月、3年時に取材)