留学を通して得られた自主性と新たな気付き

授業のプレゼン終了後、ペアのJosephと

留学先: アリゾナ大学(アメリカ合衆国)
ヨーロッパ・アメリカ文化論コース 3年生
瀧 優太朗(たき ゆうたろう)さん

皆さんこんにちは、文学部三年の瀧優太朗です。私はアメリカのアリゾナ大学に1学期間留学をしていました。さて、皆さんは留学にどのようなイメージを持っていますか?私の留学の動機は、英語力向上と異文化を体験したいというものだったのですが、実際に見てみて得ることができた予想外なことが二つあります。一つ目は自主性がついたということ、そして二つ目は自分の専門分野の面白さに改めて気づけたということです。

まずは一つ目に関して、留学をするうえで自主性はかなり上位の大切なことになってきます。留学準備や留学先の大学での履修登録などすべての物事に厳しい期日が設けられており、何か質問などがあっても察して聞いてくれるようなことはありません。自らアクションを起こせば、アメリカの人たちは喜んで助けてくれます。しかし、逆に言えば、そうしない限り何もしてくれることはないのです。リマインドの連絡もあまりありませんし、質問しても返信が来ないことも度々あります。そうなったときにいつか解決するだろうではなく、すぐにでも解決させようと動けるようになったのが私の一つの大きな成長です。

そして二つ目の成長に関して、私は西洋言語学を専攻しており、アリゾナ大学でも少し専門分野に特化した授業を4つとりました。4つと聞くと少なく聞こえますが、アメリカの大学では、自分の総取得単位の分だけ、各週予復習しなくてはいけないと言われています。(12単位ならば、週12時間)したがってかなりの時間学業にいそしみ、最終的には過去最高の好成績を取ることができました。その際に今まで触れたことのない分野にも、本場の言語で学習することでいままでしたことのないアプローチで学ぶことが出来ました。もちろん今まで感じたことのない言語の壁、特に専門用語には苦しめられましたが、毎授業後クラスメイトに聞いたり、教授にアポイントをとって質問したりするなどして理解を深めました。

もちろん日本人だけでなく、アメリカ人やブラジル人など多様な友人を作ることができ、休日にはキャンプに行ったりして楽しい時間を過ごしました。またお世話になったホストファミリーもとても親切で、食事や精神面などで支えてくれ、パーティなど様々なアメリカの家族行事を体験させてくれました。長期休暇には奮発してL.A.に遊びに行くなどして、アメリカでしかできないことに挑戦し、英語力も確実に上がりました。最後になりますが、留学に興味のある人は今すぐにでも行動をしてください。あなたが思っている以上にたくさんのことを得られるのが留学です。それが本当であることをあなたの目で確かめてください!

最後の授業で教授やクラスメイトたちと(右から二番目が瀧くん)