憧れのデンマークへ。幸せと笑顔の国でゆったり過ごす一年間

留学先 オーフス大学(デンマーク)大学間交流協定校
留学期間 2022年8月〜2023年6月
留学年次 学部3年
上坂 海月(うえさか みつき)さん
歴史学・人類学コース

留学先の大学をどのようにして決めましたか?

クリスマスツリーの上に本物のキャンドルを付けるのが伝統。手を繋いでツリーの周りでダンスをしました。

私が留学先にデンマークを選んだのは、専攻である文化人類学のフィールドワークをするためです。デンマークのライフスタイル、特に照明やキャンドルを使って家を心地よい空間に作り上げるのがとても上手だということに魅力を感じ、もっと知りたい、実際にそんな国で生活をしてみたいと思いました。

楽しかったこと、つらかったことは?

憧れのデンマークでの生活が始まって、テレビや本で見たような世界が現実になりとてもわくわくしました。特に、大学でデンマーク人の友達ができ、実家に招待していただいて一緒にデンマーク料理を作ったり、お話をしたりすることがとても楽しかったです。実際にお邪魔した感想は、暗くて生気のない冬のデンマークの憂鬱さを吹き飛ばすくらい、家の中がとても心地良くてあたたかい空間になっていることに驚き、こんな家で暮らしたら「幸せ」だろうなあ、と心から思いました。つらかったことは、やはり冬の天候です。日照時間がとても短く、曇りや雨の日がほとんどで、太陽を見ることがめったにありません。そのせいでかなり精神をやられました。太陽の力は偉大であることを実感しました。

大学の図書館。本に囲まれて落ちつく空間です。
11月ごろから、街中がライトアップされてとても綺麗です。

留学に行く前にぜひやってほしいことは?

留学に行く前に、ぜひ留学中にやりたいことを明確にしておいてください。ただ授業に出席しているだけでは日本にいるのと変わりがないし、ただぼーっと時間が過ぎていきます。私の場合はフィールドワークをすることが、一番やりたいことでした。単位を取ることがすべてではないので、友達を作る、旅行をする、ブログを書くなどなんでもいいので決めておくとよいと思います。

クリスマスはデンマーク人の友人宅に招待してもらいました。夕食とデザートを食べ、歌を歌い、プレゼント交換まで、とても温かく楽しい時間でした。

留学を考えている人へのメッセージをお願いします。

留学中は思ったよりも時間にゆとりがあります。運よく奨学金をもらえたので、アルバイトをする必要もなく、大学へ行くのは週に3日だけです。空いた時間で私は何をしたかというと、デンマークのことをもっと知りたかったので、国内を散策したり現地の人と交流したりすることを最優先させました。デンマークの好きなところは、みんながいつも笑顔なところです。そして心にゆとりがあるように思えます。日本での忙しい日々から一年間のお休みをもらえた気がして、とても楽しく生活しています。留学生活を充実したものにできるかどうかは自分次第です。でも、一番大事なのは楽しむこと!です。