留学先 国立台湾大学(中華民国)大学間交流協定校
留学期間 2019年9月〜2020年2月
留学年次 学部2年
荒 幹彦(あら もとひこ)さん
人間システム科学コース*
(*2019年4月の改組により、人間システム科学コースは、人間科学コースとなりました。)
私が国立台湾大学への交換留学を決めた理由は、大きくはヨーロッパ圏とアジア圏の両方を体験して多様な価値観や考え方を身に付けたいということでした。より近接した要因としては、私の社会学での興味の関心であるジェンダーに関して、台湾は進歩的だったということがあります。
中国語が流暢ではない私は、英語開講の「ジェンダー社会学」「行政学」「統計学」「心理学」等の授業を履修しました。他の多くの留学生も、英語の授業ばかり履修していたようです。必然的に留学生とばかり交流をしていましたが、そこで次のような発見がありました。以下、私個人の見解です。
台湾大学の交換留学生は、留学の動機から2つに大別できる。一方は、台湾や中国の言語・文化・政治・経済に非常に関心があったり、台湾にルーツを持っていたりする学生。これらの学生はアメリカや英国からの学生が多い印象。本国で高い学費を払ってでも、台湾で留学する理由がある。もう一方は、とりあえずアジアに来たかった学生。西欧や北欧などの大学の学費が安い・無料の国の学生が多い印象。
私はおそらく、この中間だったと思います。台湾や中国を専門とするほどではないけれど、アジアならどこでもいいというほ ど適当ではなかったからです。
住んでいた場所は十数階建ての寮で、ロビーには常に誰かいたため友人はとても作りやすかったです。加えて、台湾人学生は誰かと遊ぶ時に友達の友達も呼ぶ傾向がある(と思う)ので、友人の輪も広がりました。そのようにしてできた友人と、多くの時間をともにしました。台湾には登りや す い山が多く、ハイキングも度々しました。マラソン大会やクリスマスパーティーも楽しい思い出です。
交換留学生に対するチューター制度は充 実しており、また留学生向けのイベントも 多くありました。以上のように、国立台湾大 学は交換留学生活を送りや すい環境となっ ていると思います。留学や留学先に悩んで いる方は、ぜひ国立台湾大学も考えてみて はいかがでしょうか。