リチャードストーンさん アメリカ合衆国 研究生修士課程

Richard STONE, USA / Master’s Course

Thanks to the Tutor System, I was able to write my research proposal as well as receive advice on how to write reports in Japanese. It really helped! The teachers in the Philosophy and Ethics department study a wide variety of interesting topics and there are plenty of academic presentations and research groups to participate in.

I have spent half a year as a research student and continue into the Master’s course this year.

チューター制度のおかげで、研究計画書やレポートを書く際に論文形式の文体についてアドバイスをもらえて、とても助かりました。私の学ぶ哲学倫理学研究室では、教員の研究テーマが多彩で、多くの国際学会・研究会に参加できるチャンスがあります。半年間の研究生の後、2014年度から文学研究科の修士課程に進学しました。

日本に来られたのはいつですか。

2011年9月に沖縄の琉球大学に留学し、日本語を学びました。日本に来る前はネバダ大学で歴史を学んでいました。アメリカ史、ヨーロッパ史を学んできたので、次は東洋だな、と思って。日本語のクラスもとっていたので、留学先は日本に決めました。ところが。ネバダ州って砂漠なんですよね。だから沖縄では生まれて初めて「これが湿度というものだ!」と痛感。蒸し暑さには、ほんとにびっくりしました。その後、北大に移って研究生として半年間過ごし、修士課程を受験して2014年4月から修士課程に入学しました。

現在の研究テーマを教えて下さい。

田口先生のご指導のもと、哲学者・田辺元の思想について研究しています。

なぜ北大文学研究科に留学しようと思ったのですか。

日本で勉強しているうちに、思想についてもっと深く学びたくなりました。北大文学研究科の哲学倫理学の先生方は、テーマが多彩で思想について幅広く学べると思いました。しかも札幌は湿度が低く、気候が過ごしやすい。これは北大だな、と。

文学研究科で学んでよかったことは何ですか。

何よりも、研究のチャンスがあふれていることですね。哲学倫理学講座では、研究会や学会に参加できる機会がたくさんあります。毎年、世界的に有名な研究者が参加する国際シンポジウムを主催しているので、最先端の研究に触れることができます。自主ゼミも数多く開かれていて、どれに参加しようか迷うくらいです。私が今参加しているゼミは、英語と日本語でそれぞれ1時間半、合計3時間にわたって議論を行うものです。和気あいあいと、時には熱く議論を交わし合い、3時間は長いと感じません。

札幌の暮らしはどうですか。

まず、湿度が低いのがいいです!札幌はインフラも整備されていて、とても暮らしやすい街です。自転車さえあれば、どこでも行ける。最近は、温泉巡りに凝っています。

困ったことはありませんでしたか。

インフルエンザに罹った時はちょっと。でもカナダ人の友人が来てくれて、助けてくれました。時には、ホームシックになることも。お母さんの豆料理が懐かしくなることがあります。でもスカイプがあるので、お母さんと話をしているうちに元気になります。

あってよかったサポートについて

チューター制度のおかげで、研究計画書やレポートを書く際に論文形式の文体についてアドバイスをもらえて、とても助かりました。これは留学生の人たちに是非お勧めします。逆にあったらいいと思うサポートは、経済的サポートやアルバイト紹介などです。

海外から北大文学研究科を目指す人へのメッセージをお願いします。

総合的に見て、北大はとてもいいところです。日本に留学するなら北大がいいと思います。

(2014年2月取材)