【教養深化プログラム】「古典を読む(4)」開講されました

教養深化プログラム、秋タームで中村三春先生の教養深化特別演習(基礎)「古典を読む(4)」を開講しました。

初回のガイダンスでは古典を読む意味とは?古典とは何か?から始まり、書評の書き方まで講義があり、2回目以降受講生は文献を読み書評を書いて発表しました。

取り上げられた文献は次の6冊です。
山口昌男『文化と両義性』
B・アンダーソン『想像の共同体』
唐木順三『無常』
野矢茂樹『語りえぬものを語る』
V・ウルフ『自分ひとりの部屋』
テオドール・W・アドルノ『プリズメン』

受講生の感想

現代思想の底流となった古典をしっかりと読むことができました。今では無意識に考えていることだったり、知っている考え方がどこから生まれてきたのか源流に触れることができました。そこには、新しい思想を生まれてくる“生々しさ”であったり強烈なメッセージ性を感じることができました。そこからどう変化して今の自分たちの考えがあるのか時代背景とともに理解が深まりました。社会に出てからいろんな人と出会うと思います。そんな時に相手の考えの根底にあるものをどう理解するのか、そういうところにもつながってくると思いました。