7月21日と7月22日の2日間、北海道大学において、香港中文大人文学部日本研究学科と本学文学部との協働教育プログラムが実施されました。香港中文大学との協働授業は2015年の夏から始まり、今年で3年目を迎えます。今年度は、夏に北海道大学で授業を行い、11月に海外ラーニングサテライト事業として、香港中文大学にて共修する予定です。
今回のサマープログラムには、香港中文大学の学生13名と北海道大学の学生10名が参加しました。
1日目は、北海道大学百年記念会館の大会議室にて講義を行いました。午前中は、櫻井 義秀教授〔文学研究科・社会システム科学講座〕によるオープニング・レクチャーの後、博士後期課程の清水 香基さんによる研究発表(‘Is the “Japanese Dream” Changing? Cohort Analysis of NHK’s Survey of Japanese Value Orientation 1973-2008’)とホメリヒ・カローラ准教授〔文学研究科・社会システム科学講座〕による講義(‘Japan as “muen shakai” (society without bonds): Feelings of isolation and social affiliation’ )が実施されました。
昨年のラーニングサテライトに参加した学生同士、再会を喜び合う風景もみられました
午後からは、Nakano Lyne教授〔香港中文大学・日本研究学科〕による講義(‘Well-Being among Single Women in Tokyo, with a Comparison to Shanghai and Hong Kong’)とミシェル・ラフェイ准教授〔文学研究科・国際交流室〕による講義(‘Uchimura Kanzo’s thought on happiness’)が実施されました。
授業終了後は、総合博物館を見学し、北海道大学周辺で夕食会を行いました。

2日目の午前中は、北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟の教室にて、学生によるプレゼンテーション・ワークショップが行われました。共同授業の前に、双方の大学でグループに分かれて発表準備を行ってきた成果を、全員の前で発表しディスカッションを行いました。教員からのコメントだけでなく、学生からの質問やコメントも活発に交わされ、日本と香港の文化の違いによる相互理解が深まりました。

発表のテーマは、国際結婚、孤独死、映画、観光など多岐にわたりました
午後からは、小樽にてフィールド・トリップを行い、小樽市総合博物館や運河の見学をしました。
