プラスミュージアムプログラム、はじまります!

2022年7月より、北海道大学文学研究院が主催する新しいリカレント教育プログラムとして、北海道大学「プラス・ミュージアム・プログラム」がはじまります。

このプログラムは、博物館・美術館で働く現役の学芸員やエデュケーター、文化施設のスタッフ、自治体や企業等で地域の課題に取り組む方などを対象に、ミュージアムの可能性をともに考えていく3年間の事業です。

キーワードは、「ミュージアムを足してみる」。

さまざまな困難に取り囲まれているように見える今日の社会に、ミュージアムならではのやり方でアプローチする方法を学んでいきます。

ミュージアムに求められる役割は、近年、ますます多様になってきています。資料の収集・保存・活用といった従来からの仕事が現在でも重要であることはもちろんですが、さらに、観光、まちづくり、福祉、子育てといった課題にミュージアムが積極的に貢献する事例も増えてきました。また、人々の幸福や健康、社会包摂、危機管理、持続可能な社会の実現といった課題も、ミュージアムが貢献しうる分野として注目を集めるようになっています。

加えて、これまでのミュージアムに新しい視点をプラスすることも今後求められる課題だと言えるでしょう。財政学や評価学などの学問分野とミュージアムとの真摯な対話によって、ミュージアムのさらなる可能性を掘り下げていくということも、本プログラムの大きな特色です。

北海道大学「プラス・ミュージアム・プログラム」は、ミュージアムの強みを見つめ直し、そのさらなる可能性をひらいていく場となることを目指しています。今後の活動にご期待ください!