〈特集図書展示No.24〉映像現代文化論研究室 教員著書 展示詳細

書香の森・特集展示の更新を行いました。
今回は映像・現代文化論研究室の教員著書を紹介します。

  • 展示期間: 2021年12月13日(月)〜2022年4月8日(金)

展示図書リスト

  • 日本电影史 上・中・下
    (佐藤 忠男 著・応 雄 主訳 復旦大学出版社 2016年)
    〈教員コメント〉佐藤忠男氏による『日本映画史』(全四巻、岩波書店、1995年)は日本映画史の定本として高く評価されています。2016年刊行のこの中国語版は同書増補版(2007年)を底本に翻訳されたもので、中国で広く読まれています。
  • 換喩詩学
    阿部 嘉昭 著 思潮社 2014年)
    〈教員コメント〉「戦後」が終わり、日本の詩の技法が、政治状況などと対決する暗喩から、ことばの流れ自体にズレの運動をもちこむ換喩へと変化している点を、さまざまな作品から考察した。本書で第6回鮎川信夫賞を受賞。
  • 映画の胎動: 一九一〇年代の比較映画史
    小川 佐和子 著 人文書院 2016年)
    〈教員コメント〉「芸術」としての映画が興隆した1910年代。映画史のベル・エポック期に演劇、オペラ、美術、文学など他の芸術ジャンルとせめぎあいながら、映画は自らの固有性をどのように模索していったのか。「映画」という新たな形式へ。世紀転換期からモダニズムにおける映画と芸術の交流に迫る。

  • 日本探偵小説を知る: 一五〇年の愉楽
    押野 武志・谷口 基・横濱 雄二・諸岡 卓真 編著 北海道大学出版会 2018年)
    〈教員コメント〉明治から現在まで、翻案、奇想、変格、戦後文学、新本格、日常の謎、脱格……日本の探偵小説の一五〇年の変遷を読み解く。日本独特の発展を遂げた探偵小説の魅惑に迫る。
  • フィクションの機構2
    中村 三春 著 ひつじ書房 2015年)
    〈教員コメント〉言語は根元的に虚構であり、文芸の虚構はその延長線上に実現されるとする、根元的虚構論の理論編と実践編。横光利一・太宰治・村上春樹・安西冬衛・谷川俊太郎・松浦寿輝・今井正を論じた。
  • 『サークル村』と森崎和江: 交流と連帯のヴィジョン
    水溜 真由美 著 ナカニシヤ出版 2013年)
    〈教員コメント〉1958年から61年にかけて筑豊を拠点として発行された月刊誌『サークル村』と『サークル村』に参加した森崎和江、谷川雁、上野英信らの思想について、交流と連帯のヴィジョンを中心に考察した。