第19回 北大人文学カフェ

カギ現場にあり
エスノグラフィー可能性

「エスノグラフィー」ということばを耳にしたことはありますか?研究と現場をつなぐ方法論として、近年注目を集めているのが「エスノグラフィー」です。研究者が身をもって現場に入り込み、内側からその世界を理解します。

もともとは文化人類学の分野で発展してきましたが、最近では社会学、教育学など多様な研究領域に用いられるだけでなく、ビジネスやマーケティング、行政、医療・福祉、教育、防災などの多様なシーンで応用されています。なぜでしょうか。それは、「カギは現場にあり!」だからです。

今回の人文学カフェでは、映画化もされた徳島県上勝町の葉っぱビジネスを事例に、エスノグラフィー論の第一人者でその実践者である小田博志さんに、エスノグラフィーの多様な可能性についてお話していただきます。

「そうだ、葉っぱを売ろう!」というひらめきが上勝町を生まれ変わらせたように、皆さんも、エスノグラフィーを通して、現場の秘密を開くカギを見つけませんか。


イベント開催日
2016年12月10日
会場
紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
話し手
小田 博志(おだ ひろし)
北海道大学大学院文学研究院科 歴史文化論講座 教授

プロフィール

※プロフィールは人文学カフェ開催当時のものです。