第4回 北大人文学カフェ

増える鹿、減るトナカイ
野生動物のとの関わり方、しかと話しましょう

世界遺産に登録されている自然豊かな屋久島。この屋久島で、今、シカが増えすぎて困っているのはご存じでしょうか。その理由が世界遺産登録に関連しているらしいのです。ここ北海道でもエゾシカの増加により、人間の生活にさまざまな摩擦が起こっています。一方、シベリアでは地球温暖化の影響でトナカイが減り続け、現地の人々の暮らしに大きな打撃を与えています。これらの野生生物の増減は、多くの場合、そんなつもりはなくても、人間の社会生活が原因で引き起こされています。人間が動物に影響を与え、その影響が再び人間生活に返ってくる。人と野生動物との関わり方は、デリケートで難しい問題があります。わたしたちは、野生動物とどのように関わっていけばいいのでしょうか。人も動物もお互い気持ちよくこの地球にすみ続けていくには、どのようなアプローチをすればいいのでしょうか。世界各地を北に南に駆け回るフィールドワーカー(現地調査を行う調査者)のお話を聞いてみませんか?


イベント開催日
2010年12月18日
会場
紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
話し手
立澤 史郎(たつざわ しろう)
北海道大学大学院文学研究院科 地域システム科学講座 助教

プロフィール

※プロフィールは人文学カフェ開催当時のものです。

北大オープンコースウェアにて視聴