「プラス1ピース読書会」2回目は『秘宝館という文化装置』(妙木 著)

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Vol. 2『秘宝館という文化装置』

日時:2014年11月11日(火)12:20〜12:50
場所:文学研究科「書香の森」(玄関ホール横)
著者・おはなし:妙木 忍 先生
(元文学研究科 助教、現在北海道大学留学生センター 特任助教)

ジェンダー研究者による「おとなの遊艶地」分析

「プラス1ピースの読書会」第2回目のテーマは、秘宝館。
秘宝館とは、1970年代にできた性をテーマとした遊戯空間です。
一時は全国に20館ほどあったのものが、現在は2館を残すのみ。
社会学、ジェンダー研究、観光研究を専門とされる妙木先生が、この秘宝館を9年間にわたり調査研究した集大成がこの本です。
秘宝館の盛衰の歴史、「文化装置」としての社会的な意義について、豊富な写真資料とともに、妙木先生が論考しています。
出版後は、大きな反響があったそうです。
失われゆく昭和の文化遺産・秘宝館のお話をぜひ聞きにきてください。
当日は、かつて実際に秘宝館に展示されていた「おたから」もお持ちいただけるそうです。

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今回のプラス1ピースは?

「職人魂」
秘宝館の展示品を制作した職人さん達の心意気をご紹介!
「おたから」を見て、魂を感じてください。

「プラス1ピースの読書会」とは

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同じ本でも人によって、その読み取り方はちがいます。
時間をおいてもう一度読むと、新たな発見があることも。
人により、時によって受け取るものが異なるのが読書の魅力のひとつです。
この秋、北大文学研究科からみなさんに読書のおくりものをお届けします。

文学研究科の研究者が自著を1冊選び、その内容紹介をするとともに、執筆に関するエピソード、研究上の位置づけ、刊行後の反響、自身の読書にまつわるあれこれなど、書評やインターネット上では読めないちょっと美味しいおはなしをいたします。
あなたの読書体験に、ほかでは得られない一片のいろどりを添える、そんな「プラス1ピースの読書会」を、お昼どきの書香の森にて開催します。

参加者のみなさんとのコミュニケーションを通して、ともに発想を刺激し合い、研究者自身も新たな研究アイデアを得ることを期待しています。
話題を提供する研究者と取り上げる図書、「プラス1ピース」のキーワードは、事前に文学研究科ウェブサイトやポスターにてお知らせします。
既に読んでいる方は勿論、未読の方も気軽に参加いただける内容です。
「プラス1ピース」でみなさんの読書の世界を深めてください。