〈Hokkaidoサマーインスティテュート2018〉 Introduction to Logic / 論理学入門が開催されました

8月20日~24日の5日間、Hokkaido Summer Institute 2018 / 北海道サマーインスティテュート 2018開講科目のひとつ、Introduction to Logic/ 論理学入門が開催されました。

この科目は、論理学を初歩から学びたい受講生への入門講座として、また、次の週の「動的認識論理とその応用」を受講する受講生のための基礎講座として開講されました。

メイン講師は、昨年度に引き続き、文学研究科・哲学講座の佐野 勝彦先生。佐野先生のわかりやすく熱心な講義に、受講生たちは難しい課題にも積極的に取り組み、休憩時間には、お互いに質問し合う姿も見られました。2つの論理学科目のコーディネーターであり責任教員でもある山田 友幸先生の講義も行われました。

佐野 勝彦准教授(大学院文学研究科・哲学講座)
山田 友幸教授(大学院文学研究科・哲学講座)

授業は講義と演習の組み合わせで行われ、毎日の終わりに、翌日までの課題が出されました。翌日の初めには、受講生たちが自分たちの回答を発表し、互いに回答を確認します。授業の中でも、課題を解く時間が設けられ、講義内容をすぐに手を動かして解くことで、理解度の向上が目指されました。

回答を発表する様子
先生からのアドバイスを受けながら回答していきます
演習では先生に質問しながら解いていきます

アンケートは、入門とはいえ論理学の記号や公式、専門用語が飛び交う中、多くの課題が課されたことから、大変だったとの声もありましたが、自分たちの疑問に丁寧に応えてくれる講師たちが行うアクティブラーニング形式の講義に、「論理学へのまとまった理解を得ることができた」、「基礎知識を深められた」、「専門領域を超えて知識を広げられる」等の満足度の高いコメントが寄せられました。講義終了時の難しい課題をやり遂げた達成感のある和やかな雰囲気からも、充実した1週間であったことがうかがわれました。
次年度も佐野先生をメイン講師として実施予定です。