〈Hokkaidoサマーインスティテュート2017〉 Introduction to Logic/ 論理学入門が開催されました

English version of this article

8月14日~18日の5日間、Hokkaido Summer Institute 2017 / 北海道サマーインスティテュート 2017開講科目のひとつ、Introduction to Logic/ 論理学入門が開催されました。

この科目は、論理学を初歩から学びたい受講生への入門講座として、また、次の週に行われた「動的認識論理とその応用」を受講する受講生のための基礎講座として、昨年度に引き続き開講されました。

今年のメイン講師は、文学研究科・哲学講座の佐野勝彦先生。笑顔のたえないわかりやすい講義に、クラスの雰囲気も明るく、受講生たちは難しい課題にも積極的に取り組んでいました。

佐野 勝彦准教授(大学院文学研究科・哲学講座)

授業は講義と演習の組み合わせで行われ、毎日の終わりに、翌日までの課題が出されました。翌日の初めには、受講生たちが自分たちの回答を発表し、互いに回答を確認します。授業の中でも、課題を解く時間が設けられ、講義内容をすぐに手を動かして解くことにより、理解の向上が目指されました。

課題に取り組む受講生たち
先生に質問しながら解いていきます

アンケートでは、入門とはいえ論理学の記号や公式、専門用語が飛び交う講義に、難しかったとの声もありましたが、自分たちの疑問に丁寧に何度でも説明してくれる佐野先生の熱意についてコメントを寄せる受講生が多くみられました。少人数でのアクティブラーニング形式の講義に、満足度も高い結果となりました。難しい課題をやり遂げた達成感からか、和やかな雰囲気で講義を終了しました。