野町 素己准教授が13(平成28年度)日本学士院学術奨励賞を受賞

文学研究科の協力講座であるスラブ社会文化論講座の野町 素己准教授(スラブ・ユーラシア研究センター)が、先日の第13回(平成28年度)日本学術振興会賞に続き、第13回(平成28年度)日本学士院学術奨励賞を受賞しました。

この賞は、優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される若手研究者に対して、日本学士院から授与されるものです。

受賞の対象となった、研究課題は「カシュブ語を中心とするスラヴ諸語の形態統語構造ならびにその通時的・地理的変化に関する類型論的研究」です。消滅危機言語に指定されている、カシュブ語および南スラヴ語群に属するバナト・ブルガリア語は、これまであまり研究が行われていませんでしたが、野町准教授による精力的な研究が、スラヴ言語学のみならず広く言語学一般においても大きく寄与したことが受賞理由とされています。