8月30日~9月3日の5日間、Hokkaido Summer Institute 2021 / Hokkaidoサマー・インスティテュート2021開講科目のひとつ、哲学特殊講義:応用様相論理学の諸相 2021が開講されました。担当の佐野勝彦先生に加えて、ニュージーランドにあるオークランド大学からジェレミー・セリグマン先生、本学名誉教授の山田友幸先生とともにオンラインで開催されました。
セリグマン先生は、30日から9月3日にかけて、time, belief, societyなどのトピックスにわけて講義を行いました。5日目には、山田友幸先生が語用論(pragmatics)と題して、言語行為(speech act)をcommanding, promising, requesting, asserting等にわけて丁寧に解説されました。
セリグマン先生の講義は、事前録画を利用した予習と、zoom講義、事後課題から構成されており、参加者は講義内容を着実に理解し応用できるようになっていました。Zoom講義では Breakout Room や講義用のLine グループをつかって、参加者、講師・ティーチングアシスタントの間でコミュニケーションをとりながら講義内容について理解を深めていきました。また、最終日には、講義内容を基に取り組んだGroup Project について、各グループがプレゼンテーションを行い、セリグマン先生や他の講師の先生から質問・コメントや労いの言葉をかけてもらいました。学生からは「学生同士で議論をする機会がたくさんあったのが新鮮だった」や「丁寧に疑問に答えてもらえた」といった感想があり、充実して一週間を過ごせた様子がうかがえました。