〈Hokkaido Summer Institute 2021〉「論理学入門2021」開催されました

8月23日~27日の5日間、Hokkaido Summer Institute 2021 / Hokkaidoサマー・インスティテュート2021開講科目のひとつ、Logic: Introduction to Logic 2021 / 論理学特別演習:論理学入門2021が開講されました。講師は本学文学研究院の佐野勝彦先生です。

今年度はオンラインでの開催となり、日本各地のほか、インド、インドネシア、台湾、ロシアなど様々な地域からの参加者が集いました。この科目では、講義日ごとの要点や課題がオンラインで配布され、参加者各自が課題に取り組むことで論理的思考力を確実に身につけることができるように設計されています。

講義ではまず参加者の自己紹介から始まり、次に佐野先生から、コースの概要や課題への取り組み方(手を動かすことが大事!)などが解説されました。参加者は「論理とは何か」「命題論理の構文論、意味論」」から学びを進めていきました。講義では zoom の Breakout Room の機能をつかった課題演習時間が頻繁に設けられ、参加者の間で疑問点を話し合ったり、ティーチングアシスタントに質問をすることで、理解を深めている様子が見て取れました。5日間のうち最終日を除く毎日宿題が課されましたが、課題を手を動かして解くことを通じて、命題論理、様相論理、述語論理の基礎について学ぶことできました。

    

この5日間の講義は論理学の基礎という位置づけになっており、次週には論理学応用として「応用様相論理学の諸相 2021」が開講されました(佐野先生のほか、オークランド大学からジェレミー・セリグマン先生と、本学名誉教授の山田友幸先生が担当しました)。