文学院文学研究科の学生、文学部生、研究生並びに研究員のみなさんへ(512日)

文学院・文学研究科の学生、文学部生、研究生並びに研究員のみなさんへ

令和2年5月12日

みなさんには不自由な生活を送られていることと思いますが、長く持ち望んでいた新学期がようやくスタートしました。オンライン授業という異例の形ではありますが、ご一緒に勉強できるようになった喜びを分かち合いたいと思います。

すでにご存じかとは思いますが、政府の緊急事態宣言が5月31日まで延長されたのを受けて、本学でも行動指針レベル3が5月末まで維持されることになりました。

現在文学部・文学院では、レベル3に対応した形で、学生・研究員のみなさんの文系棟への立ち入りを原則自粛していただくようお願いしているところですが、文系部局全体の方針として、これを今月末まで延長することとなりました。この措置がみなさんの勉学・研究の大きな妨げとなっており、大変なご不便をおかけしていることはわたしたち教員も承知しています。しかしながら、今は感染症拡大を抑え、一日も早くもとの自由な生活を取り戻せるように、皆が一丸となって努力を続けるときだと思います。

つきましては、みなさんには以下の事項を引き続き順守いただくよう強くお願いいたします。

1.文系棟への立ち入りは、どうしても必要な場合に限ります。研究室への入室は、必ず研究室主任の許可を得た上で、短時間に限って行ってください。

2.オンライン授業を受講するために学内に入り、Wifiを使用することは認められていませんので、ご遠慮ください。

3.現在、文学部棟の玄関は東側・西側とも施錠しており、文系棟に入るには教育学部東側玄関と経済学部東側玄関のみが開いています。なお、建物に入る際には、お名前・行き先・入室時間・退室時間を入退者管理簿に記入することになっていますが、これとは別にQRコードの掲示がテーブルの上に設置され、管理簿記入の代わりにこちらからスマホで入力いただくことも可能となりました。いずれかの形のご協力をお願いいたします。

以上の措置は、今後の状況により変更することもあり得ます。その際には、すみやかにお知らせするようにいたします。

オンライン授業は、通常の対面授業とは異なる点がいろいろあります。有益な情報をELMSに掲載していきますので、確認するようにしてください。また、授業を受講する上で不具合が生じた場合には、遠慮なく授業担当教員や担任・指導教員に相談してください。

札幌では感染者がなかなか減らない状況が続いていますが、事態を冷静に把握し、一人一人が適切な行動をとることによって、この危機は必ずや脱することができるはずです。感染が収束に向かい、わたしたちに再び明るい日々が訪れるようにするために、もうしばらくの間ご理解・ご協力をお願いいたします。

文学院長・文学部長 藤田 健