第18回 北大人文学カフェ

怒るサル、拗ねるウマ、悩むワタシ。
動物心理学の挑戦

私たちヒトは幼いころから不公平に敏感です。思い出してみてください。お手伝いをしてご褒美をもらうとき、自分の取り分がきょうだいよりも不当に少なければ、怒ってふくれっ面になったことは1度や2度ではなかったはずです。フサオマキザルもそんな不公平に対して怒ります。ウマは拗ねてしまいます。でも、ヒトを含む動物は、イライラするだけでなく、優しいこころも持ち合わせています。悲しんでいる仲間を慰めたり、食べ物を分け合ったり、いじめっ子から仲間を守ったり・・・。では、こころのヒトらしさとは何なのでしょうか?

ヒトを含む動物のこころを科学的に解き明かそうとする学問、それが動物心理学です。今回は、試行錯誤しながら取り組まれてきた瀧本先生ご自身の研究エピソードを交えつつ、動物が他者とかかわる中で育んできたこころの機微を紹介していただきます。ヒトらしいこころについて、瀧本先生と考えてみませんか。


イベント開催日
2016年07月16日
会場
紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
話し手
瀧本 彩加(たきもと あやか)
北海道大学大学院文学研究院科 構想システム科学講座 准教授

プロフィール

※プロフィールは人文学カフェ開催当時のものです。