文学研究科 竹内 康浩教授の著作『Mark X』エドガー賞にノミネートされました

文学研究科 西洋文学講座の竹内 康浩教授の著作『Mark X: Who Killed Huck Finn’s Father?』が、ミステリー小説の分野で世界的権威があるエドガー賞にノミネートされました。

エドガー賞は、アメリカ・ミステリー作家協会(Mystery Writers of America/MWA)が1946年に創設した、アメリカで最も権威があるミステリージャンルの賞です。アメリカの作家、エドガー・アラン・ポーにちなんで命名されました。

長編賞、短編賞をはじめ多数の部門賞がありますが、竹内先生の著書は、評論・評伝部門でのエントリーとなります。この学術書は、マーク・トウェイン作の『ハックルベリー・フィンの冒険』に竹内先生が独自に新たな解釈を加えたものです。主人公ハックルベリー・フィンの物語は、単なる冒険小説ではなく、ハックの父親の殺人事件が未解決のまま残されています。さまざまな手がかりをもとにこの謎に迫り、竹内先生が緻密な解釈を行っています。

受賞作品は4月25日に発表されます。