2月14日(土)、紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデンにて、第15回北大人文学カフェが開催されました。今回は「ぶらり、幕末維新のサツエキ周辺」と題して、話し手の谷本 晃久さん(文学研究科、日本史学講座)が、札幌中心部の知られざる歴史について、会場の皆さんと語り合いました。
当日は、雪模様の寒い中にもかかわらずおよそ150名の方にご来場いただきました。お越しいただいた皆さまに感謝いたします。
第1部は、札幌開府以前の歴史について、話し手のトークを中心に進行しました。古文書を解読して歴史を読み解いていく日本史学の研究手法、開拓以前の歴史の捉え方、幕末期のサツエキ周辺のようす、この時代のアイヌ民族のリーダー的存在だった琴似又市氏について、サクシュコトニ川流域のバーチャルツアーなど、盛りだくさんの内容を豊富な写真や史資料を用いてわかりやすく解説していただきました。

今回、文学研究科研究生(ハーバード大学博士後期課程在籍;札幌の都市形成史を調査研究するため日本史学講座で研究中)のマイケル・ソントンさんが聞き手を務められ、谷本先生との対話がとても好評でした。

ご自身の研究内容の紹介もありました
第2部は、会場の皆さんから寄せられた質問に対して、谷本先生が回答していく対話コーナーでした。会場からの質問は、あらかじめ配付された質問カードに書いていただきました。これをテーマごとに紹介し、谷本先生が回答していきました。
寄せられた質問に目を通す谷本先生とソントンさん