韓国ソウル大学校言語学科とのJoint Symposium on Linguistics開催および表敬訪問

文学研究院言語科学研究室は、6月13日(金)に韓国ソウル大学校言語学科とH U-SNU Joint Symposium on Linguisticsを学術交流会館第1会議室で開催しました。

シンポジウムでは、藤田健教授が司会を務め、両校から1名ずつ研究発表を行いました。ソウル大学校からは実験音声学を専門とするWHANG James准教授が「Integrating multi-level perception: The case of Japanese high vowel epenthesis」と題して発表、続いて本研究院からはアイヌ語を中心とする記述的研究や文献的研究を専門とする佐藤知己特任教授が「A Brief Overview of the Structure of Ainu: Phonology, Word Formation, and Syntax」というテーマで研究成果を発表しました。質疑応答では両校の参加者から多くの質問があり、言語学についての活発な議論が行われました。シンポジウムには、ソウル大学校言語学科および言語科学研究室の教員のほか、博士研究員や大学院生など30名を越える参加がありました。

Whang准教授
佐藤特任教授
参加者と集合写真

昼食を兼ねた懇談会の後、ソウル大学校言語学科教員8名は人文・社会科学総合教育研究棟409号室に移動し、髙橋彩国際担当理事と川端康弘文学研究院長を表敬訪問しました。髙橋理事からは、来学への謝辞と本学の戦略的国際パートナー校である韓国ソウル大学校(SNU)との交流活動についてお話がありました。川端文学研究院長は、歓迎のあいさつに加え、韓国からの留学生だった認知言語学を研究する先輩との大学院時代のエピソードや両国の食べ物やことばについて語り合った思い出とともに、引き続き両校が協力して学術研究の発展に努めることへの期待を述べました。

SNUからのギフト

 

表敬訪問では両校のギフト交換を行い、ソウル大学校言語学科からは名刺入れとペンケース、文学研究院からは文学研究院オリジナルデザインの手拭いが贈呈されました。

表敬訪問

来年は、本研究院言語科学研究室の教員がソウル大学校を訪問する予定です。