国際儒学連合会の学術参観訪問団による表敬訪問を受けました

国際儒学連合会の学術参観訪問団とともに記念撮影した
山本研究科長(前列中央)と佐藤 錬太郎名誉教授(後列中央)
背景のパネルは、先年まで文学部で書道の授業を担当された
書家・紅林 幸子先生による「都ぞ弥生」(北大恵迪寮歌)
(写真をクリックすると作品を見ることができます)

1994年に創設された国際儒学連合会は、北京市西城区月壇北街26号写字楼A708室(恒華国際商務中心)に本部事務局を置く、儒教を研究する国際的な学会で、世界50ヶ国の儒学研究機関、研究者の連合学会です。儒学思想を研究し、儒学の精華を継承し、儒学の精神を発揚し、人類の自由平等、平和的発展と繁栄の持続を宗旨として、儒学の国際的研究と伝播、普及、応用の発展を目指しています。現在、名誉顧問37名、顧問106名、理事314名、団体会員51、個人会員525名が参加しています。日本の代表理事は5名おり、早稲田大学の土田 健次郎教授(日本中国学会理事長、日本儒教学会会長)が副会長を、関西大学の吾妻 重二教授が副理事長を、北大の佐藤 錬太郎名誉教授が理事を委嘱されています。

国際儒学連合会は来年度に孔子生誕2570周年を記念する国際学術シンポジウムを開催予定で、その準備を兼ねて、日本の学術組織と研究者との連携を強化するため、7月13日から19日の日程で、理事がいる関西大学、早稲田大学、北海道大学に学術参観訪問団を派遣しました。7月14日には関西大学で、16日には早稲田大学で、18日には北海道大学で研究座談会を開催しました。訪問団の団長は、北京大学の張学智教授(国際儒学連合会副会長、中国哲学史学会副会長)で、団員は国際儒学連合会秘書長の牛 喜平氏、復旦大学の呉震教授(国際儒学連合会理事、上海儒学院副院長)、北京外国語大学の郭連友教授(北京日本学研究センター長)、中国社会科学院の洪軍特別研究員(東方文化研究センター秘書長)、李焕梅(国際儒学連合会秘書室主任)です。訪問団は18日昼に山本 文彦文学研究科長を表敬訪問し、午後にはW409室で学術座談会を開催しました。中国文化論講座の弓巾 和順教授が北大の歴史を紹介し、訪問団の各位が発言した後に、佐藤 錬太郎名誉教授より北大の儒学研究の状況について紹介し、意見交換を行いました。訪問団の各位は北京大学哲学系、国際儒学連合会、復旦大学上海儒学院、北京外国語大学、中国社会科学院における儒学研究の取り組みについて報告し、研究交流、協力について意見交換しました。