申請書の書きセミナー2015開催されました

3月20日に学術振興会特別研究員の申請書の書き方について、セミナーが開催されました。学振の特別研究員に採択された3名の方から話題を提供していただき、申請書を書く際のさまざまな経験談や注意すべきことについてお話を伺いました。

★申請書の書き方講習会20150320#3

このセミナーは、例年4月上旬に開催されていましたが、申請書提出期限までの期間が短いので、開催時期を早めてほしいという要望が多く寄せられていました。このため、今回は時期を早めて3月開催となりました。

セミナーの話題は、申請書を書く意義や個別の方法論のほか、審査者への配慮、準備にかける時間、くじけそうになった時の対処法など多岐にわたりました。また、教員コメンテーターも参加して、申請書の書き方にとどまらず、研究者としての心がまえについてもアドバイスがありました。

授業のない時期でしたが、当日の出席者は、修士課程、博士後期課程の大学院生のほか、専門研究員等を含む26名。アンケート結果によると、多くの方が「役に立ちそうだ」「今後も是非続けてほしい」「開催時期が早くなったのはとてもありがたかった」「実際の申請書を見せていただけるのがありがたい」と評価していました。

教員コメンテーターからは、「これまでは申請書のレイアウトやフォント、図といったテクニックの話題が多かったが、それはできて当たり前。今後は、本当に研究内容で勝負するようになってきている。それだけに日頃から自分の研究について、しっかり考えて準備しておく必要がある」とのコメントがありました。

今回、セミナーに参加できなかった方で、当日の資料をご覧になりたい方は、研究推進室(研究棟203室)にて閲覧可能です。

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中米マヤ地域をフィールドとする今泉さん(新学振DC2)は
海外をフィールドとする調査研究の申請書を書く際に
ご自身が工夫した3つのポイントを具体的にアドバイス
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指導教員から「専門が近くてもわからない」と言われた
申請書のビフォーアフターを紹介した安酸さん(新学振DC1)
具体例がとても好評でした
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書面審査セットから審査者の研究分野を確認、
「申請書を読む人によって書き方は違ってきます」
「自己評価欄も意外と大切」と語る北梶さん(学振DC1)