〈Hokkaido Summer Institute 2022〉「文化心理学の最前線2022」開催されました

7月4日〜7月8日の5日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2022 / 北海道サマーインスティテュート2022 開講科目のひとつ、Cognitive Science, Frontiers in Cultural Psychology 2022(文化心理学の最前線2022)が開催されました。

このプログラムは、カナダ・アルバータ大学から増田 貴彦先生と米国・ウィスコンシン大学グリーンベイ校から先崎沙和先生をお招きして、文学研究院行動科学研究室の結城 雅樹教授と協働しておこなう文化心理学の最前線が学べる集中講義で、今年で7回目の開講になります。

増田貴彦先生。エネルギッシュかつユーモアたっぷりの講義に、学生はあっという間に引き込まれていきます。
増田先生の研究室出身の先崎沙和先生。授業の合間にも笑顔で学生からの質問やコメントに対応されていました。
ホスト教員の結城雅樹先生。増田先生、先崎先生とともに円滑な授業をオーガナイズしました。

 北米文化圏の人びとの行動様式が、日本人やアジア人のそれとどのように異なり、そうした違いの背景には、どのようなこころのメカニズムがはたらいているのか、また、そうした違いを克服し、異文化コミュニケーション技術を磨くにはどのような能力が必要なのかを、数々の事例とディスカッションを交えて、最新の知見を学べる密度の濃い授業です。

授業では単元ごとにグループディスカッションが行われ、その結果を発表していきます。最初はやや戸惑いながら発表していた学生たちも、日を追うごとに自信をもってプレゼンするようになっていきます。

また、アルバータ大学の学生と北大の大学院生ティーチング・アシスタント(TA)がサポートに入り、学生たちのディスカッションのファシリテーションをしました。

最前列: 北大博士後期課程TAの朱さん。最後列で立っているのは、アルバータ大博士後期課程の安田さん。安田さんは北大文学研究科出身です。
北大博士後期課程TAのFreemanさん
増田先生の次男の鳳太郎さん。9月からアルバータ大に進学予定です。

 5日間にわたる活発なディスカッションを通して、受講生同士の相互理解も深まり、プログラム終了後は、名残惜しげに記念写真を撮ったり、連絡先を交換する姿が見られました。