6月20日〜6月24日の5日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2022 / 北海道サマーインスティテュート2022 開講科目のひとつ、European Literature: Armenian language and culture(アルメニアの言語と文化)が開催されました。
このプログラムは、世界的に著名なアルメニア学研究者であるHrach Martirosyan先生と新進気鋭の日本人アルメニア学研究者である東京大学の浜田華練先生をお招きして、文学研究院欧米文学研究室の戸田 聡 教授と協働しておこなうアルメニアの言語と文化が学べる集中講義です。今回の授業は、招へい研究者はオンラインで講義を実施し、学生はそれを北大キャンパスで受講するスタイルで実施されました。
Martirosyan先生の講義では、インド・ヨーロッパ語族から端を発し現在に至るまでのアルメニアの言語と文化の変遷を、歴史的な観点から明らかにしていきました。また、文化的語彙、神話論、固有名詞研究といった諸問題も取り上げて解説されました。浜田先生は、アルメニアのキリスト教と文学について歴史的な概説をされました。
講師の先生方はリモートツールを駆使して効果的な授業をしていただき、受講生の皆さんは授業の終了後に手厚い指導に感謝のことばを述べていました。