〈Hokkaido Summer Institute 2019〉「コプト語とコプト文化」開催されました/Coptic Culture and Language was held

7月8日〜12日の5日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2019 / 北海道サマーインスティテュート2019 開講科目のひとつ、Coptic Culture and Language: An introduction to the history and language of traditional Egyptian Christianity(コプト語とコプト文化)が開催されました。

このプログラムは、オランダ・ラドバウト大学からJacques van der VLIET先生とオランダ・アムステルダム大学からEwa ZAKRZEWSKA先生をお招きして、文学研究院欧米文学研究室の戸田 聡先生と協働しておこなう、コプト語とコプト文化が学べる集中講義です。

van der VLIET先生は、コプトの歴史や文化を中心に講義をされました。
ZAKRZEWSKA先生は、言語学的な観点からコプト語について講義されました。
授業の責任教員の戸田先生。受講生の議論を引き出したり、授業全体の進行調整をしました。

受講生は、北大生6割、海外受講生4割という構成でした。宗教学、歴史学、言語学、倫理学など、さまざまなバックグラウンドをもつ学生が、自身の学修や研究の過程で、コプト語やコプト文化に関心をもち、この授業に参加していました。

5日間の集中講義中には、2日目、3日目、4日目に授業終了後に課題が出されました。日付が変わる前までに提出しなければならないというタフなものでしたが、3日間、誰一人脱落することなく全員が課題を提出しました。van der VLIET先生とZAKRZEWSKA先生も大変満足しておられました。

課題レポートには授業の疑問点も記載するように求められ、課題提出の翌日には、先生方がその疑問点について解説しながら、受講生とディスカッションを行うという双方向的なやりとりも行われました。

事前課題や、毎日の課題が大変だったという思いとともに、それをやり切った充実感と新たな知識を得られた満足感も大きかったようで、「普段日本語の文献だけでは学ぶことができないような文化を知ることができた」「コプト文化とコプト語をバランスよく学べた」「充実した内容で、補助教材はとても役に立った」「講師の先生方やクラスメイトがとてもフレンドリーで雰囲気が良かった」といった感想が寄せられました。