博士後期課程の生熊 源一さんが2018年度 日本ロシア文学会賞を受賞

文学研究科博士後期課程の生熊 源一さん(歴史地域文化学専攻・スラブ社会文化論専修)が、2018年度の日本ロシア文学会賞を受賞いたしました。

ロシア文学会賞は、ロシア語、ロシア文学、ロシア文化等に関する研究で、日本ロシア文学会会員が対象期間内に発表した著書・論文を対象とする賞です。

受賞対象となった論文は、「息の転換ー「集団行為」における対物関係ー」(『ロシア語ロシア文学研究』第49号、2017年、1頁-27頁)です。1970年代に始まるソ連非公式芸術の潮流のひとつモスクワ・コンセプチュアリズムのグループである「集団行為(Коллективные действия)」が表現しようとした人間とモノとの関係を、人間によるモノへの「息の吹込み」や「呼吸」という視点から捉え直そうとしたものであり、「集団行為」およびコンセプチュアリズムの研究に新たな一石を投ずる大変優れた論文として評価されました。

授賞式が10月27日の第68回日本ロシア文学会全国大会の定例総会内で行われました。

受賞の詳細、授賞式の様子については関連リンクをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ
安達 大輔(スラブ・ユーラシア研究センター 准教授)
Email: adaisuke*slav.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えて入力ください)