【学内専用】学生アンケート関連資料

文学研究科は文学院(仮称)に改組される予定です

〈平成31年度設置予定(構想中)〉
※掲載の内容は予定であり,変更する場合があります。

目次

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文学院の概要

  • グローバル化・情報化が進展する中で,従来の価値観が変化しつつある現代にあって,そこに生きる人間と人間が創り出す社会や文化の本質を学ぶことができる大学院教育の提供を目指します。
  • 人文社会科学諸分野における専門的知識と研究方法を身に付け,社会のさまざまな領域において活躍できる人材の育成を目指します。

育成する人材像

現代社会の急激な変化とともに生じる世界の諸課題に立ち向かい,その解決に貢献する人文社会科学分野の人材を育成します。

  • 論理的思考⼒,総合的な判断⼒等を有し,国際的に卓越した創造的な人材
  • 教員,公務員,国内外の企業・NPO等で指導的な⽴場で活躍する⼈材
  • 複雑で多⾯的な性格を持つ現在の多くの社会問題に適切に対応できる⼈材
  • ⼈⽂学知を基礎にして,課題を発⾒し解決する能⼒,俯瞰する⼒,複合的に考え正しく伝える⼒,⾏動する⼒を備えた⼈材
  • ⼈間とその集団,社会,地域の相互関係を総合的に把握する俯瞰⼒を持つ人材

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文学院の新たな2つの柱

「人文学専攻」「人間科学専攻」の2専攻体制

  • 現在の文学研究科の思想文化学専攻,歴史地域文化学専攻,言語文学専攻の人文学系の3専攻を「人文学専攻」に統合します。研究領域の多彩さは保持しつつ、これまで以上に領域横断的な学修ができます。
  • 人間システム科学専攻を「人間科学専攻」に名称変更します。
  • 「人文学専攻」に,考古学研究室,文化人類学研究室,博物館学研究室,アイヌ・先住民学研究室を新設します。
  • 「人文学専攻」では,専門分野の学修とともに,人文学の多様な分野を領域横断的に学修することができます。
  • 「人間科学専攻」では,世界レベルの実証的研究に基づいた高度で先端的な学修が可能となります。
  • 「人文学総論」と「人間科学総論」の新設により,俯瞰的な視野から人間と社会をめぐる知の学修が可能となり,同時に,学際的な研究手法による多彩な人文社会科学諸分野の学修が可能となります。

新しい教育プログラム[教養深化プログラム(仮称)]

  • 複雑で多面的な性格を持つ多くの社会問題に対応できる力の向上を図り,人文学・社会科学の知を基礎として,数理的な思考を身につけ,「課題を発見し解決する力」,「俯瞰する力」,「複合的に考え正しく伝える力」,「行動する力」を備えた人材の育成を目指します。
  • 専門科目の学修とともに,人文社会科学諸分野を横断する総合的なプログラム
  • 人材育成本部とCoSTEP*と連携する社会と繋がる実践を重視したプログラム
    *CoSTEP:北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門。科学技術の専門家と市民との橋渡しをする人材を育てる,教育研究組織。
  • 数理的思考やデータ分析・活用法を学修するとともに,自然科学の最先端の知に触れる学際的・文理融合的なプログラム

文学院の特色

人文学専攻

  • 人文学の総合的な教育により,学生や社会のニーズに対応できる柔軟な学修ができます。
  • 考古学研究室,文化人類学研究室,博物館学研究室,アイヌ・先住民学研究室を新設することで,社会的な関心に対応した,これまで以上に多彩な学修ができます。
  • スラブ・ユーラシア学,アイヌ・先住民学など,北海道の地域的な特性を活かした「ここでしかできない学び」があります。

人間科学専攻

  • 人間と社会に関する総合的な学修ができます。
  • グローバルCOEなど大型研究プロジェクトを実施してきた世界レベルの研究に基づいた,高度かつ実証的な学修ができます。
  • 実験,実習,フィールドワーク等、多彩な研究手法が学べます。
  • 科学的アプローチに基づく人間科学研究の国際的拠点を活かした「ここでしかできない学び」があります。

2専攻共通

  • 「人文学総論」と「人間科学総論」の新設により,俯瞰的な視野から人間と社会を学び,人文・社会科学の諸分野を広く学修することができます。

修士課程と博士後期課程・学位

人文学専攻 Division of Humanities

修士課程(定員71名)

各専門分野における最先端の研究成果を学ぶ講義や,さまざまな資料・文献類の講読や研究報告により,問題発見能力と分析能力を身に付ける教育を行います。

学位

修士(文学)下記の3研究室以外の研究室の学生

修士(学術)博物館学研究室,スラブ・ユーラシア学研究室,アイヌ・先住民学研究室の学生

博士後期課程(定員28名)

専門分野での深い学識の涵養と継承を図り,自立した研究者として必須の問題発見力や問題解決力,またそれによって得られる独創的な研究成果を論理的に発表する能力を身に付ける教育を行います。

学位

修士(文学)下記の3研究室以外の研究室の学生

修士(学術)博物館学研究室,スラブ・ユーラシア学研究室,アイヌ・先住民学研究室の学生

人間科学専攻 Division of Human Sciences

修士課程(定員19名)

人間と社会を理解するために,微視的および巨視的な観点を獲得することができる教育を行います。

学位

修士(人間科学)

博士後期課程(定員7名)

世界レベルの研究拠点のメリットを活かした高度で先端的な教育と研究の高度化を図るために対象となる国や地域への留学や現地調査を推奨し,グローバルな視点から研究する人材を育成する教育を行います。

学位

博士(人間科学)

修士課程のカリキュラム案

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文学院の教育組織

教養深化プログラム

プログラムの背景と目的

  • 人文・社会科学分野の大学院教育においては,研究者育成だけではなく,社会の多くの分野で活躍する人材の育成が求められています。教養深化プログラムはこのような社会の要請に応えます。
  • 教養深化プログラムは,教員,公務員や民間企業等への就職を希望する学生を対象とするプログラムです。学部を卒業してすぐに就職するのではなく,修士課程に進学し,専門分野の研究を学部時代より進めるとともに,人文社会科学諸分野を総合的に学修するとともに,社会で役立つジェネリックスキルを学修することにより,修士号を持つ高度人材を育成することを目的とします。
  • 教養深化プログラムは,高度な研究能力を有する有為な博士人材を社会に輩出することを目指します。

プログラムで育成する人材像

教養深化プログラムは,所属研究室における専門教育及び研究活動を基軸にして,複雑で多面的な性格を持つ現在の多くの社会問題に対応できる力を向上させるプログラムです。人文学知を基礎としながら数理的思考を身につけ,課題を発見し解決する力,俯瞰する力,複合的に考え正しく伝える力,行動する力を備えた人材を育成します

プロクラムの概要(参加方法・定員・修了要件)

  • プログラムへの参加方法
    平成31年4月上旬に説明会を実施し,希望者は申込書(プログラムに応募する理由と将来の志望について記入,指導教員の許可印)を提出します。なお,年度途中からプログラムに参加することはできません。
  • 定員
    特に設けません。
  • 修了要件
    ・教養深化科目10単位以上,ジェネリックスキル科目4単位以上修得した上で,特定課題研究または修士論文(修士課程),博士論文(博士後期課程)を提出し,ポスター報告する。
    ・教養深化特別演習については,まず教養深化特別演習(基礎)を4単位以上修得し,その後に教養深化特別演習(総合)を4単位以上修得する。
    ・サイエンスリテラシー特別演習を2単位以上修得する。

プログラムの特徴

  • 文系6部局共同による,人文学と人間科学諸分野の総合的な学修プログラム
    研究室単位の専門科目の学修とともに,人文学と人間科学の諸分野を始め,人文社会科学の諸分野を横断する学修プログラムを発展的に履修することにより,「考える力」「書く力」「読む力」「発表する力」「総合する力」の一層のレベルアップを目指します。
  • 文理融合・学際的な教育プログラム
    数理的思考さまざまなデータの分析及び活用方法を学修するとともに,自然科学分野の最先端の知に触れ,自らの専門知識に基づきながら,自然科学を理解します。
  • 社会と繋がる実践を重視したプログラム
    人材育成本部,CoSTEPと連携した実践的なプログラムにより,ジェネリックスキル*を高めることができます。
    *ジェネリックスキル:社会人として活躍できる能力を指し,具体的には「知識活用力」,「課題解決力」,「コミュニケーション力」,「チームワーク・リーダーシップ」等の社会で役立つ汎用的な力を指す言葉として使われている。

授業科目の概要

<教養深化科目群>

科目名 単位 概要
教養深化特別演習(基礎) 人文社会科学諸分野で扱うさまざまなテーマについて,多角的に分析し,複合的に把握する能力を身につけるとともに,自分の考えを論理的に組み上げ,表現する能力を身につける。
教養深化特別演習(総合) 基礎で修得した能力を,具体的な事例や自身の研究に関連づけた実践を通して向上させ,全体を総合する力を身につける。さらに共同作業を通じて,相互理解力,チーム形成力,信頼構築力,調整力を身につける。
サイエンスリテラシー特別演習 数理的思考やさまざまなデータの分析及び活用方法を学修するとともに,北大で行われている自然科学分野の研究の最先端の知に触れ,自らの専門知識に基づきながら,自然科学を理解し的確に伝えるスキルを身につける。

<ジェネリックスキル科目群>

科目名 単位 概要
ジェネリックスキル特殊講義 社会のさまざまな仕事環境において共通して必要となる考え方や実践的なスキル(マーケティング,マネジメント,プレゼンテーション等)を身につける。
ジェネリックスキル特別演習 キャリア形成に必要な知的財産,交渉学等について学修するとともに,企業等の第一線で活躍するゲストスピーカーの講演等を通じて,学位取得後のキャリア形成の視野を広げ,自身のキャリアの可能性を考える。

履修モデル