13回楡文賞の審査結果について

北海道大学文学部同窓会では、「文学部同窓会楡文賞」を設け、社会的に高く評価される業績や活動を通じて北海道大学文学部・文学研究科の名誉を高めた者を顕彰しています。

今年度の受賞者を西出 佳代氏(神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター講師、2014年3月文学研究科博士後期課程言語文学専攻修了)に決定いたしました。

西出氏は、修士課程在籍時からルクセンブルク語の言語学的記述を始め、その成果をまとめた学位論文を修正・加筆して『ルクセンブルク語の音韻記述』(北海道大学出版会、楡文叢書)を2015年11月に出版されました。同書は、ルクセンブルク語記述を行った日本初の学術書で、中部ドイツ語に分類される言語変種を扱った国内で類例のない文献であり、日本のゲルマン語研究における意義も大きく、当該分野に新たな光を当てた業績と評価されました。

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