北海道大学大学院文学研究院の河原純一郎教授(心理学研究室)は、⼭形⼤学学術研究院(⼈⽂社会科学部)の⼤杉尚之教授と共同で、⽇本⼈および⽶国⼈を対象として、3D-CG⼈物モデルのお辞儀が顔の魅⼒評価に及ぼす影響を検証しました。
これまでの研究では、⽇本⼈はお辞儀をした⼈物をより魅⼒的に評価することが⽰されていました。し
かし、主に東アジア系の外⾒をもつモデルが使⽤されていたため、この効果が異なる⼈種的外⾒をもつ⼈
物にも⽣じるかは明らかではありませんでした。
本研究では、東アジア系、ヨーロッパ系、南アジア系、アフリカ系の外⾒をもつ3D-CG⼈物モデルを使
⽤しました。その結果、⽇本⼈評定者では、モデルの⼈種的外⾒や⾝体的魅⼒にかかわらず、お辞儀によ
って顔の魅⼒評価が上昇しました。⼀⽅、⽶国⼈評定者における効果は認められないか、⽇本⼈評定者に
⽐べて⼩さいものでした。この結果は、お辞儀による魅⼒向上効果に、⾒る側の⽂化的背景が関係する可
能性を⽰しています。
この研究成果は,2026 年 8 ⽉ 7 ⽇(⾦)公開の Japanese Psychological Research 誌にオンライン
掲載されました。北海道大学のプレスリリースでも紹介されています。
論文情報
- 論文タイトル: Effect of Bowing on Facial Attractiveness of Other Races
(異なる⼈種的外⾒をもつ⼈物の顔の魅⼒にお辞儀が及ぼす効果)
著者名: ⼤杉尚之1、河原純⼀郎2
(1⼭形⼤学学術研究院(⼈⽂社会科学部)、2北海道⼤学⼤学院⽂学研究院)
掲載雑誌名: Japanese Psychological Research
DOI: https://doi.org/10.1111/jpr.70051
