5月15日(土)の午後、紀伊國屋書店札幌本店１階インナーガーデンにて、第２回北大人文学カフェが開催されました。今回は、「村上春樹『１Ｑ８４』を読む」と題して、話し手の中村三春さん（文学研究科、映像・表現文化論講座）が、村上春樹の「１Ｑ８４」の読みときや村上文学について、また文学研究について語り、会場の皆さんと対話を通して交流の場をもちました。
当日は120名をこえる多くの方にご来場いただきました。
第１部は、「１Ｑ８４」を「物語をかきかえる」という視点からみた、中村さんによる作品解説、読み解きの時間でした。会場では、熱心にメモをとる方がたくさんいらっしゃいました。
第２部は、「１Ｑ８４」から話題を広げ、世界で評価される村上文学、文学研究者としての中村さん、文学研究そのものについて、ファシリテーターとのトークセッションを行いました。
第３部は、会場の皆さんから寄せられた質問に中村さんが回答するＱ＆Ａセッションでした。会場からは多くの質問が寄せられ、中には中村さんをうならせるような内容の濃い質問もありました。
この人文学カフェの様子は、北海道大学オープンコースウェアにて公開されています（第３部は非公開）。