学芸員リカレントプログラム
カリキュラム 2020年度

2020年度は、プログラム最終年。10月の北海道大学総合博物館における企画展開催に向けて、準備を進めていきます。あわせて関連イベントも企画します。また立案、運営とともにプログラムの大きな柱である評価についても学びを深めていきます。企画展終了後は、実践研究と最終報告会にむけて3年間の学びを総括します。新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、オンライン実習を中心に進めていきます。感染状況によってはカリキュラムは変更される可能性があります。

プレ実習

オンライン実習を始めるにあたり、まずはウェブ会議システムになれることと、ウェブ会議に参加できない受講者のために、フォローアップシステムを構築します。

プレ実習(1)

5月15日(月) 15:00~15:40
  • 接続テスト
  • 企画展に向けた問題点の説明

プレ実習(2)

5月18日(月) 11:00~11:40 15:00~15:40
  • 企画展に向けた説明
  • 課題〔1〕の提示

企画展準備実習 課題〔1〕

実習課題〔1〕では、10月の企画展に向けて展示テーマの変更と、コロナ禍の制限の中で準備可能な企画を練り直し、出品資料を決めていきます。

実習 課題〔1〕 出品資料の決定

6月1日(月) 11:00~11:40 15:00~15:40
  • 出品資料の検討 第1回
  • 各自の提案説明、ディスカッション
6月8日(月) 11:00~11:40 15:00~15:40
  • 出品資料の検討 第2回
  • 各自の提案説明、ディスカッション
6月15日(月) 11:00~11:40 15:00~15:40
  • 出品資料の検討 第3回
  • 各自の提案説明、ディスカッション、方向性の確認
6月22日(月) 11:00~11:40 15:00~15:40
  • 出品資料の検討 第4回
  • 出品資料をほぼ確定
  • 課題〔2〕の提示

企画展準備実習 課題〔2〕

実習課題〔2〕では、コンテンツ班は企画展の展示方法を検討し、マネジメント班は事業評価と広報について検討します。受講者は主に活動する班を決めていますが、相互交流をして情報共有しながら進めていきます。

実習 課題〔2〕 展示方法・事業評価・広報・イベント(ミュージアム・グッズ・サミット)の検討

7月13日(月) 15:00~15:40 15:40~16:10
  • コンテンツ班(15:00~15:40)
    展示方法の検討
  • マネジメント班(15:40~16:10)
    評価チーム、広報チーム、イベントチームの進捗確認
    全体課題の検討
7月20日(月) 15:00~15:50
  • コンテンツ班
    展示方法の検討
7月27日(月) 15:00~15:40 15:40~16:10
  • コンテンツ班(15:00~15:40)
    展示方法の方針決定
  • マネジメント班(15:40~16:10)
    評価チーム、広報チーム、イベントチームの進捗確認
    全体課題の検討

企画展準備実習 課題〔3〕

企画展に向けて、実作業を行います。コンテンツ班は展示解説の執筆を中心に、マネジメント班は企画展の広報を実施しつつ、イベント(ミュージアム・グッズ・サミット)企画と事業評価を進めます。

実習 課題〔3〕 展示解説執筆、事業評価・広報の実作業

8月17日(月) 15:00~15:40 15:40~16:10
  • コンテンツ班(15:00~15:40)
    展示解説執筆の進捗確認
  • マネジメント班(15:40~16:10)
    評価チーム、広報チーム、イベントチームの進捗確認
    全体課題の検討
8月24日(月) 15:00~15:50
  • コンテンツ班
    展示解説執筆の進捗確認
8月31日(月) 15:00~15:40 15:40~16:10
  • コンテンツ班(15:00~15:40)
    展示解説執筆の進捗確認
  • マネジメント班(15:40~16:10)
    評価チーム、広報チーム、イベントチームの進捗確認
    全体課題の検討
9月14日(月) 15:00~15:50 15:40~16:10
  • コンテンツ班
    展示解説執筆の進捗確認
  • マネジメント班
    展示広報進捗確認
    ミュージアム・グッズ・サミットの企画説明

展示作業

総合博物館にて、実際に出品作品を展示する作業です。

9月28日(月)〜10月5日(月)

展示造作作業、展示品搬入、展示準備作業、広報

展示会

北海道大学 学芸員リカレント教育プログラム×北海道大学総合博物館
企画展「DISTANCE #学びと距離の物語」

  • 日時:令和2年10月6日(火)~10月25日(日)
  • 場所:北海道大学総合博物館企画展示室

企画展実施・運営・事業評価

10月6日(火)〜10月25日(日)の予定

ミュージアム・グッズ・サミット

配信形式、3回実施

第1回 ミュージアムショップ X 博物館のディスタンス 博物館との関係性を問う
  • 2020年9月28日(月) 19:00〜21:00 オンライン配信
  • ゲスト: 山下 治子 氏(ミュージアム専門誌「ミュゼ」編集長)
第2回 ミュージアムショップ X 地域のディスタンス リスペクトってどんな形?
  • 2020年10月15日(木) 19:00〜21:00 オンライン配信
  • ゲスト: 金入 健雄 氏(株式会社金入代表取締役社長、東北スタンダード株式会社代表)
第3回 ミュージアムショップ X 来館者のディスタンス コロナ禍で見えてきた?
  • 2020年11月6日(金) 19:00〜21:00 オンライン配信
  • ゲスト: 川上 和歌子 氏(認定特定非営利活動法人 大阪自然史センター 理事・事務局長)
        佐藤 いず帆(小樽芸術村 ミュージアムグッズ担当、学芸リカプロ受講生)

実践研究

ミュージアムの今と未来を考えるレクチャー・シリーズ

12月12日(土) 14:00〜15:00
  • 「学芸リカプロ企画展における評価—プロセスの分析と検討」
  • 話題提供者: 蝦名 未来 氏(だて歴史文化ミュージアム)
12月21日(月) 115:00〜16:00
  • 「大漁旗展の報告」
  • 話題提供者: 熊谷 麻美 氏(北海道立釧路芸術館)
1月16日(土)
  • 「地域遺産と歩むまち、ひと。」
  • 話題提供者: 矢野 ひろ 氏(株式会社 ノーザンクロス)
1月25日(月)
  • 「『居串佳一とオホーツクの画家たち』展の報告」
  • 話題提供者: 野田 佳奈子 氏(北海道立近代美術館)
2月8日(月)
  • 「ミュージアム・グッズ・サミットと、今後の展望」
  • 話題提供者: 大澤 夏美 氏(ミュージアムグッズ愛好家)

公開成果報告会+クロージング・シンポジウム

プレゼンテーション(研究報告)  2月20日(土)13時〜14時20分
  • ちいさな図書館・博物館を手づくりする ― 庭先でマイパブリックの実践
    塚田 真理子 氏(Little Free Library & Museumちいさな帆)
  • 服部正夷の絵と生涯 ー 美術の北大を生きて
    中島 香矢 氏(北海道美術史研究)
  • 知里真志保と北大 ― 距離をこえて行ったアイヌ語研究 ―
    田川 衛 氏(北海道大学学芸員リカレント教育プログラム受講生)
シンポジウム「ミュージアムの誕生と成長」 2月20日(土)14時40分〜16時20分
  • 趣旨説明
    今村 信隆(北海道大学学芸員リカレント教育プログラム 特任准教授)
  • 事例紹介
    佐々木 蓉子 氏(弘前れんが倉庫美術館)
    蝦名 未来 氏(だて歴史文化ミュージアム)
    金澤 聡美 氏(小樽芸術村)
    樋泉 綾子 氏(札幌文化芸術交流センターSCARTS)
  • コメント&ディスカッション
    コメンテーター:
    田中 梨枝子 氏(京都芸術大学 准教授)
    佐々木 亨(北海道大学文学研究院 教授/学芸員リカレント教育プログラム 代表)