「プラス1ピース読書会」7『文化進化論』(竹澤正哲 解説)『協力する種』(竹澤正哲 監訳)

Vol.7 『文化進化論』・『協力する種』

日時:2017年7月24日(月)12:20〜12:45
※12:45から約5分程度、自由な質疑応答時間を設けます。

場所:北海道大学文学研究科「書香の森」(玄関ホール横)

著者・おはなし:竹澤 正哲 先生(行動システム科学講座 准教授)

進化論は文化を、そして人間を説明できるのか?

発売後、約2か月で3刷が増刷された『文化進化論』。19世紀に流行した文化進化とは全くの別物です。現代の集団遺伝学の数理モデルを利用して、文化を説明しようとしたアレックス・メスー ディによる意欲作の日本語版は、原著に忠実な訳本ではありません。訳文に加え、竹澤先生による解説が加筆されていて、文化進化論の学術的位置づけ、原著出版後の最新の研究成果などがわかりやすく簡潔にまとめられています。初学者も、ここから読めば大丈夫! 文化進化を研究することで、最終的には人文学、社会科学、自然科学の統合を 目指すというスケールの大きな解説書となっています。

『 文化進化論』を入門編とすれば、もう少し深く学びたい人のために、竹澤先生が監訳の『協力する種』を紹介します(高橋伸幸先生も訳者の一人です!)。本書では、ヒトという協力する種はどのように進化してきたのかを数理モデルや考古学、人類学のデータを使って解明していきます。

文化進化研究の魅力、ヒトの利他性の進化について、出版時のエピソードもまじえつつ、竹澤先生に解説していただきましょう。

今回のプラス1ピースは?

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園芸棚

本づくりには、さまざまな過程があります。
竹澤先生と編集者が本を完成させていく最終段階で抱いた危惧とは?
今回のプラス1ピースは、装丁秘話をお届けいたします。