〈Hokkaido Summer Institute 2018〉「文化心理学および社会心理学ジャーナル投稿のための英語論文執筆ワークショップ2018」開催されました/Academic Paper-Writing Workshop for Cultural and Social Psychological Journals 2018 was held

7月8日〜10日の3日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2018 / 北海道サマーインスティテュート2018 開講科目のひとつ、Academic Paper-Writing Workshop for Cultural and Social Psychological Journals 2018(文化心理学および社会心理学ジャーナル投稿のための論文執筆ワークショップ2018)が開催されました。

授業を担当するのは、昨年に引き続き、カナダ・アルバータ大学から文化心理学のトップランナー増田 貴彦先生とプログラム・コーディネーターの結城 雅樹先生(文学研究科行動システム科学講座)です。また、ウィスコンシン大学グリーンベイ校の先崎沙和先生およびアルバータ大学で増田先生の指導を受けている学生2名が、ティーチングアシスタントとして参加しました。

授業では、あらかじめ受講生から提出された文化心理学または社会心理学の英語論文草稿について、増田先生をはじめ、先崎先生、アルバータ大の学生が添削を行いコメントしました。その添削内容を題材にして、日本人が英語を書く際に、間違えやすいポイント、また北米文化圏の読者にとってわかりやすい論理構成について、ワークショップ形式で授業が行われました。

ティーチングアシスタントの先崎先生(写真左端)、アルバータ大学学生のZachary Muncasterさん(その右隣)、同じくBryce Hoyさん(その右隣)
添削された内容は、大型モニタに映し出され、受講者全員で内容を確認できます。添削内容に関する活発な議論が交わされます。

ディスカッションを行っていくうちに、英語論文の書き方のスキル、表現方法だけではなく、研究目的や計画の進め方、結果の解釈など、そもそもの研究に関する部分に議論は進み、よい学術論文を書くためには、しっかりとした計画に基づいた研究遂行が大切であることを再認識する機会となりました。

受講者からは、「とても貴重な経験ができた」「熱のこもった指導に大満足」「英語で説明するのは大変だったが、先生やTAがとても忍耐強く対応してくださったので、勇気づけられた」といった感想が寄せられました。