6月29日〜7月3日の5日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2026/ 北海道サマーインスティテュート2026開講科目のひとつ、Cognitive Science, Frontiers in Cultural Psychology 2026(認知科学:文化心理学の最前線2026)が開催されました。
このプログラムは、カナダ・アルバータ大学から増田貴彦先生をお招きして、文学研究院行動科学研究室の結城雅樹教授と協働しておこなう文化心理学の最前線が学べる集中講義であり、今年で11回目の開講になります。
今年度の受講生は、北大生17名、他大学学生4名の計21名でした。受講生とTAのバックグラウンドは、日本、台湾、オーストラリア、ノルウェー、モンゴルとさまざまで、文化心理学を学ぶには格好の授業環境でした。それぞれの行動様式の違いの背景には、どのような文化の違いやこころのメカニズムがはたらいているのか、また、そうした違いを克服し、異文化共生とコミュニケーション技術を磨くには何が必要なのかを、数々の事例と学生同士の共同作業を交えて、最新の知見を学べる密度の濃い授業です。


授業を円滑に進めるために、アルバータ大学からTsolmon Bayart-Odさん、北大文学院から五十嵐聡汰さんの2名の大学院生がティーチング・アシスタント(TA)として参加し、学生のディスカッションなどグループワークをサポートしました。Tsolmonさんがこの授業のTAを務めるのは2度目、五十嵐さんは昨年度、この授業の受講生であり、授業の内容とスタイルを熟知した二人のサポートは、受講生にとって心強いものであったようです。
授業では、講義の単元ことに個人ワークやグループワークが行われ、その成果を発表した後にディスカッションが行われました。受講生同士、受講生とスタッフとの交流をとおして、次第にリラックスして発言できるようになり、ディスカッションも活発になっていきました。
グループで仮説を立ててそれを検証するための実験設計を考えて発表し、増田先生がそれに対してコメントをするという実践的な取り組みも行われました。
風景画やポートレイトのデッサンワークでは、地平線の位置や顔の大きさの違いから文化差について身をもって体験し考察するという経験も積みました。
最終日は、みんなで輪になって授業の感想や今後の取り組みについて意見交換しました。これまで経験したことのないアクティブな授業に受講生の満足度は高く、授業をとおして感じた自身の課題の解決に向けて、今後も引き続き学び続けていきたいという意欲的な感想が多く寄せられました。
























