文学研究科 博士後期課程3年の 媛さんが2016年度人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2016)学生奨励賞を受賞

李 媛さん(言語文学専攻 言語科学専修・博士後期課程3年)が、2016年度人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2016)で学生奨励賞を受賞しました。

対象となった発表は、「篆隷万象名義の全文テキストと公開システムについて」(李 媛・池田 証壽)です。
内容は、異体字と誤写の多い古写本の日本古辞書の全文テキスト化を初めて実現し、その公開システムを解説したものです。篆隷万象名義は、弘法大師空海が中国の玉篇(543年)を土台にして9世紀前半に編纂した日本現存最古の古辞書です。

人文科学とコンピュータシンポジウムは、情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会の主催で、1999年以来、毎年開催され、今年で18回を迎えます。
今回のシンポジウムのテーマは、「人文学情報の継承と進化〜ビッグデータとオープンデータの潮流の中で〜」でした。
学生奨励賞は、学生が第一著者で発表を行った中から、優れた研究発表を表彰するものです。

本記事に関するお問い合わせ先

池田 証壽(文学研究科 言語情報学講座 教授)
Email: shikeda*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えて入力ください)