〈Hokkaido Summer Institute 2021〉「文化心理学および社会心理学ジャーナル投稿のための英語論文執筆ワークショップ2021」開催されました

6月28日〜7月2日の5日間、Hokkaido Summer Institute (HSI) 2021 / 北海道サマーインスティテュート2021開講科目のひとつ、Academic Paper-Writing Workshop for Cultural and Social Psychological Journals 2021(文化心理学および社会心理学ジャーナル投稿のための論文執筆ワークショップ2021)が開催されました。

授業を担当するのは、カナダ・アルバータ大学の増田 貴彦先生と米国・ウィスコンシン大学グリーンベイ校の先崎 沙和先生、プログラム・コーディネーターの結城 雅樹先生(文学研究院行動科学研究室)です。

増田先生(写真右)は、北米文化圏の読者にとってわかりやすい論理構成について指導を行い、結城先生は日本人が間違えやすいポイントを中心に指導しました。

授業では、あらかじめ文化心理学または社会心理学を研究する博士後期課程の受講生から提出された英語論文草稿について、増田先生をはじめ、先崎先生が添削を行いコメントしました。その添削内容を題材にして、日本人が英語を書く際に、間違えやすいポイント、また北米文化圏の読者にとってわかりやすい論理構成について、ワークショップ形式で授業が行われました。

添削された内容は、大型モニタに映し出され、受講者全員で内容を確認できます。添削内容に関する活発な議論が交わされます。

授業では、英語論文の書き方のスキル、表現方法だけではなく、研究目的や計画の進め方、結果の解釈など、論文で取り上げている研究内容に関しても議論は進み、受講生にとっては、論文執筆指導だけにとどまらず、研究指導も同時に受けられる密度の濃い授業となりました。

伝えたいことを的確に表現するための適切なワーディングについて、先崎先生に個別に相談する受講生。