
2018年度後期(9月〜12月)のご案内
北大の研究の今と、学びたい人をつなぎます。
昨年12月に北海道大学と北海道新聞が包括連携協定を結んだことにともない、地域のみなさまに向けた新たな公開講座が誕生しました。名付けて「北大道新アカデミー」。文学研究科・文学部は、その文系講座を担当します。
好評をいただいた2018年度前期の「ワールド・カルチャー・マップ アートで巡るヒト・モノ・コト」に続き、後期は文学研究科の歴史学研究者が講義を担当します。
ワールド・カルチャー・マップ ーー時空を越えたヒト・モノ・コト
文学研究科の歴史学研究者とともに、時空を越えた人の営みを知り、歴史を学ぶ悦びを共有しましょう。
開講日:9月〜12月の土曜日 午後1時半〜3時 全8回
場所:北大道新アカデミー講義室(札幌市中央区大通西3丁目6 道新北1条館2階)
定員:50名
担当講師・講義日程・内容
谷本 晃久 教授(日本近世史、北海道地域史)
- 9月1日 松前から京へ ―「夷酋列像」の天覧―
西暦1790年、松前藩の家老が描いた「夷酋列像」という絵画作品が、松前から京都に持ち込まれ、光格天皇がご覧になります。その背景を考えます。 - 9月22日 蝦夷通詞の転勤 ―幕府天文方への人事異動―
松前生まれのアイヌ語通訳・上原熊次郎。ゴロヴニンの通訳を務めるなど松前・蝦夷地で活躍したのち、異例の江戸転勤を命ぜられます。その理由とは?
太田 敬子 教授(中東社会史)
- 10月6日 十字軍と東地中海世界1―巡礼と聖地奪回の旅
聖地奪還を目指した第1回十字軍から第3回十字軍にかけての東地中海を巡るヒト・モノの移動や文化の交流の歴史を辿り、その影響を解説します。 - 11月3日 十字軍と東地中海世界2―十字軍のエジプト遠征
中東イスラーム世界の中心地としてエジプトを目標とした十字軍遠征の経緯を辿り、それらに伴うヒト・モノの移動や文化の交流を解説します。
佐藤 健太郎 准教授(イスラーム史(西地中海地域))
- 11月17日 スペインに到来したイスラーム文明
711年、スペインにはムスリム征服者の到来とともにイスラームとアラビア語が伝わります。この結果、どのような社会が形成されたのかをお話しします。 - 11月24日 スペインから消え去ったイスラーム文明
1492年、スペイン最後のイスラーム王朝が滅びます。この結果、かつてのムスリム住民や彼らの文化がどうなったのかをお話しします。
橋本 雄 准教授(日本中世史、東アジア海域史)
- 12月8日 琉球の首里と那覇を描く ―内からの視点、外からの視点
首里城や那覇港、中国から帰国する進貢船などを活写した屏風などの絵画作品。いったい誰が何のために描いたのでしょうか? - 12月22日 名前が変わる、国籍が変わる ―歴史的文化財のライフ・ヒストリー
時空を越えるなかで、名前や国籍が変わってしまう文化財は少なくありません。いまあなたが見ているそれは、果たして何ものなのか?
受付要項
受講料:後期(9月〜12月・全8回)25,920円(税込)
入学金:2,160円(税込み・有効期限なし)※前期受講者は不要
定員になり次第受付終了、受講料等支払方法は申込時に案内
事前申込:TEL: 011-211-5300
受付時間10:00〜17:00、日曜・祝日・休業日を除く
お問い合わせ
北大道新アカデミー事務局
〒060-8711 札幌市中央区大通西3丁目6 道新大通館7階
道新文化センター内
TEL: 011-211-5300
FAX: 011-232-2448
ウェブサイト
理系講座については、以下のチラシをご覧ください。
