「プラス1ピース読書会」9『信の哲学』(千葉 著)

Vol.9 『信の哲学ー使徒パウロはどこまで共約可能かー』(上巻・下巻)

日時:2018年5月15日(火)12:20〜12:45
※12:45から約5分程度、自由な質疑応答時間を設けます。

場所:北海道大学文学研究科「書香の森」(玄関ホール横)

著者・おはなし:千葉 惠 先生(哲学講座 教授)

神は存在するか?―『信の哲学』入門―

上下巻の総重量、約2キロ(1,985グラム)!大著を表現する際に総頁数を用いることがあります。上巻858・下巻538、総頁数1,396頁の『信の哲学』は、千葉先生の長年のご研究の集大成ともいうべき著書です。その圧倒的な存在感は、重さでも表現できます。

パウロの「ローマ書」を対象に、アリストテレス哲学を共通尺度として立て、意味論的・心身論的分析を緻密にかつ果敢に挑戦し続けた成果が結実しました。「神は存在するのか?」という問いに40年間向き合い続けたことで、到達した境地。お昼休みの短い時間ですが、極上の思考の片鱗を味わってください。

当日は、専門書を出版する際に欠かせない出版助成についてのエピソードもお話いただけるそうです。

今回のプラス1ピースは?

1piece

「茨戸川」

「茨戸川」と書いて「ばらとがわ」と読みます。
北海道の石狩平野を流れる河川で、石狩川水系の一級河川。札幌市、石狩市、当別町にまたがる三日月湖となっており全長は約20km。地名語源は、アイヌ語の「パラ・ト」(広い沼)より。(Wikipediaより)
この茨戸川のほとりを散策する千葉先生に神の啓示が…。
研究者のひらめき、セレンディピティのエピソードをお楽しみください。