下記のとおり、「北大文学研究科のフィールドワーク」をキーワードに、第14回北大人文学カフェと、関連する企画展示を開催いたします。今回は札幌国際芸術祭2014の連携事業として、会場を札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)に移して開催します。
是非お誘い合わせの上、ご来場ください。
チラシは、以下の場所で入手できます。
- 札幌国際芸術祭インフォメーションセンター
札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)北4条広場と札幌市資料館の2か所にあります。 - 札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)内の連携事業ラック
- 北海道大学大学院文学研究科・研究推進室
北大文学研究科のフィールドワーク
開催日時:2014年8月6日(水)企画展示12:00~16:00 人文学カフェ18:15〜19:45
場所:札幌駅前通地下歩行空間 北3条交差点広場(西)

企画展示 研究者は世界を駆ける 12:00〜16:00
フィールドワークとは、研究者自身が現場に行き、研究の対象を見て、聞いて、触って、資料や情報を集める調査の方法です。8月6日、札幌の地下歩行空間にフィールドワークの世界が出現します。世界を駆けめぐる北大文学研究科の5名のフィールドワーカーが、調査に欠かせないフィールドワークの“七つ道具”や、集めた資料を紹介します。ぜひこの機会に、みなさんも、見て、聞いて、触れて、フィールドワークの世界を“フィールドワークして”ください。
展示ラインナップ
- 縄文の世界 縄文エコミュージアムへようこそ
北海道噴火湾北岸で人類遺跡を発掘します。「遺跡が教室だ!」
小杉 康さん [考古学、物質文化論] - 動物の世界 人と野生生物のかかわりを探る
屋久島やシベリアで地域住民とともに野生動物を追いかけています。
立澤 史郎さん [保全生態学、環境教育論、シベリア地域研究] - 北方の世界 北方スタイル〜シベリア先住民アートの世界〜
シベリア先住民のことばと文化にあらわれる豊かな世界を紹介します。
北方研究教育センター 津曲 敏郎さん[ 言語学、北方諸言語] 永山 ゆかりさん [言語学、古アジア諸語] - 宗教の世界 世界の巡礼グッズ
西アジアを中心に、世界中の聖地や巡礼地をめぐっています。
守川 知子さん [ 東洋史学、イラン・イスラーム社会史]
〈第14回 北大人文学カフェ〉 18:15〜19:45
南の島から世界を描く フィールドワーク的思考のススメ
話し手 宮内 泰介(みやうち たいすけ)さん
文学研究科 地域システム科学講座 教授/環境社会学
太平洋の中に、ソロモン諸島という小さな島国があります。熱帯林豊かなこの島国は、多くの人々が自給自足に近い生活を送っている国であると同時に、民族紛争も経験し、また、グローバル化の波にもまれている国でもあります。南の島は、世界の縮図でもあり、私たちの鏡でもあるのです。
人と自然の関係はどうあるべきなのか。人びとは何に困り、何に喜んでいるのか。そうしたことは、現地に足を運び、話を聞いたり、観察したりすることでわかってきます。こうした研究の方法をフィールドワークと言いますが、この方法のおもしろさや難しさについては、案外よく知られていません。現地に行きさえすれば何かが見えてくるというわけではありません。そもそも現場で何かが見えてくるとはどういうことなのか。その「発見」のおもしろさをお伝えしたいと思います。
主催:文学研究科・人文学カフェ実行委員会
お問い合せ
文学研究科・研究推進室
TEL: 011-706-4083
Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp